さかき朋之 オフィシャルホームページ

春日市議会

議会での活動をご紹介します

2015年05月01日






最後の議会報編集特別委員会


去る3月31日、春日市議会において最後となる議会報編集特別委員会が開催された。
 3月議会も終了し、皆が選挙戦に突入する慌ただしい中にあって、仰せつかった議会報編集地尾区別委員長の任を最後まで全うすべく、今議会報の見出しの頁を始めいつもの様に多くの記事を書かせて頂いた。正直、頭の中は考えなければならない他の事で一杯ではあったが、私たち議員は何も選挙の為に仕事をさせて頂いている訳ではない。皆様の税金から頂戴する歳費を決して無駄にする事の無いようにけじめはきちんとさせて頂きたかった。記事についてはいつもよりも一般質問が少なかった分若干編集にはてこずったが、この4年間の集大成としては申し分ないものが出来るであろうと信じている。
 当初、お世辞にも見易いとも面白いとも思わなかった議会報であった。委員の皆様の積極的な御意見を唯々具現化すべく、私に出来る事は全てさせて頂いたつもりではある。間違いなく多くの市民からお褒めのお言葉は頂戴した。だが、まだまだその「議会報」の存在自体すらご存じない方の数を思えば、我々が行った議会報の改革も正にその一歩を踏み出したに過ぎない。とは言え、決して手を抜くことなく新しいものを模索して突き進んできたつもりではいる。当然ん私の力などたかが知れている。生意気な私の意見を快く受け入れて下さった先輩でもある編集委員の皆様と、4年間私のわがままを許してくれた事務局の職員、特に「近藤さん」「杉浦さん」に心からの感謝を申し上げる。きっとこれからも議会報は変化し続けるであろう。皆様ご期待ください!!

編集委員の皆様、本当に有難うございました!!
2015年04月09日






3月議会での一般質問が
春日市議会ホームページでご覧いただけます!


先の議会において行った
「公園遊具の設置基準について」
「通学路の安全対策について」並びに
「学習支援について」

の一般質問の模様が春日市議会ホームページでご覧いただけます。

 
春日市議会 3月定例会 榊朋之 一般質問
http://www.kasuga-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=129

 まあ、今回も相も変らぬ早口で一回目の質問を捲し立てたので、再質問以降はゆっくりと時間を掛けて離させて頂いた。予定外だったのは思ったよりも時間を取ったことで、今後3項目も欲張って質問するのは控えようと思う。
 今回は敢えて現在行政と市民の間で考え方に違いが出そうな質問をさせて頂いた。特に公園遊具に関する質問などはその最たるものであろう。両者の溝を埋めるべく歩み寄りをしないと、今後益々住みにくい世の中になる。そういった世知辛さは避けたい私である。ご感想についてはいつでもお気軽にお願いしたい。


 いつもの様に聞き苦しさと見苦しさは如何ともし難いが、是非ご覧頂いて忌憚ないご意見を頂戴できれば幸いである。よろしくお願いいたします。
2015年04月01日






3月議会一般質問

今回の3月定例会において
「公園等遊具施設の設置基準について」と
「通学路の安全対策について」ならびに
「学習支援について」
の一般質問を行いました。

 選挙を控えて慌ただしい中ではありましたが、自分なりによくまとまった質問が出来たかなと思っている。但し、若干市民の声も行政の立場も解ると言う中で最終的な要望としては弱めだったかと自己反省もしております。特に「公園遊具」に関しては子どもの成長と怪我と言う、どちらも重要な観点の狭間でどちらを取るべきであるのかについては当然自分の中でも答えの出ない迷路の中にいる感は否めない。今後さらに研究していきたいと思っています。

平成27年3月議会「公園遊具等の設置基準について」
         「通学路の安全対策について」
         「学習支援について」
         

          反訳原稿3月一般質問

※尚、この質問の模様は1月初旬ごろから春日市議会ホームページにて録画でいつでもご覧いただけます!!
2015年03月27日


3.11に黙祷



平成26年春日市議会3月定例会閉会

 3月議会での採決もすべて終了したのでご報告する。

追加議案が上程されたので列挙します。

第1号議案     春日市固定資産評価委員の選任
第2〜4号議案   人権擁護委員の候補者の推薦
第5号議案     春日市行政手続条例の改正
第6号議案     春日市税条例の一部改正
第7号議案     春日市教育長の勤務時間等に関する条例の改正
若干「まさか」の感はあったがこの議案に関して反対者が存在した。確かにこの議案に関しては国での方針を受けての条例改正であはあるが、その国の審議の過程においても「教育の政治に対する中立性」を危惧する声も根強く、その意味での反対であれば気持ちとしては理解できなくもない。がしかし、これまでの制度自体が「教育長」と「教育委員長」と言う二本立てを取っており、このこと自体が政治の中立性を担保すると言う側面以上に、責任の所在の不明確さを造上する大いなる要因となっていた感がある。である以上教育長を一本化すると言う趣旨には私は頷ける。だが懸念があるのは事実だ。である以上、これは員会での審査の際にも発言したが、この教育長の任命県や罷免権が首長に存在する以上、それを承認する議会の役割も増えると捉えるべきであろう。この同意の採決こそがこれからは教育の政治的中立性を担保する大きな要因になってくると考えるべきであろう。これまで以上に教育長の人事案件には慎重な審査が求められることになる。
第8〜9号議案   春日市特別職の職員の報酬等に関する条例の改正
第10号議案    春日市特別職の職員退職手当支給条例の一部改正
第11号議案    春日市一般職の任期付職員の採用に関する条例の改正
第12号議案    春日市職員の勤務時間等に関する条例の一部改正
第13号議案    春日市職員の給与に関する条例の一部改正
題14号議案    春日市職員退職手当支給条例の一部改正
第15号議案    私立保育園の助成に関する条例の一部改正
第16号議案    春日市介護保険条例の一部改正
この案件に関しても反対者が存在した。確かにこれについても保険料の値上げがその条例改正の趣旨である以上反対がいても仕方ない話ではある。そもそも国の方針が間違っているのだ。が、現状はその制度設計にのってしか介護の現場は成り立ちえない。已む無く賛成に票を投じたのは事実である。国は今一度この制度設計を考え直すべきだとは思う。
第17号議案    春日市地域包括支援センター事業の実施に関する基準を定      める条例の一部改正
第18号議案    春日市指定介護予防支援等に関する条例の一部改正
第19号議案    春日市廃棄物の減量及び適正処理に関する条例の一部改正
第20号議案    春日市道路及び河川占有料条例の一部改正
第21号議案    平成26年度春日市一般会計補正予算(第8号)
第22号議案    平成26年度春日市国民健康保険事業特別会計補正予算
第23号議案    平成26年度春日市後期高齢者医療事業特別会計補正予算
第24号議案    平成26年度春日市介護保険事業特別会計補正予算
第25号議案    平成26年度春日市下水道事業特別会計補正予算
第26号議案    平成27年度春日市一般会計予算
第27号議案    平成27年度春日市国民健康保険事業特別会計予算
第28号議案    平成27年度春日市後期高齢者医療事業特別会計予算
第29号議案    平成27年度春日市介護保険事業特別会計予算
第30号議案    平成27年度春日市下水道事業予算
第31号議案    市道路線の廃止について
第32号議案    市道路線の認定について
第33号議案    予算審査特別委員会の設置
第34号議案    平成26年度春日市一般会計補正予算(第9号)
第35号議案    損害賠償額の決定について
 以上全ての議案が全員賛成ないしは賛成多数で可決された。
 補正も含めて、予算に関して言えば若干細かなところで詰めの甘さが透けて見えもしたが、執行の段階では改善が図られるであろう。それに期待したい。
 これを持って今任期中の全ての議会は終了した。最終日には今議会でご優待される先輩議員の御挨拶もあり多くの事を考えさせられもした。今回も解釈の問題等で随分と執行部と激論になる事もあったが、それなりに市民の声を代表して発言できたのではないかと言う自負はある。追認が多すぎると言うご批判も甘んじてお受けしよう、しかし常に様々な角度からすべての議案を真剣に審査した事だけは胸を張って言える。執行部の皆様には大変失礼の数々もはたらいてきた。これは素直に反省すること大である。さて、次回の議会に出席できるか…これは神のみぞ知るところである・・・


椅子にはしがみついてきた
2015年03月11日






3月定例会追加議案上程

 追加議案が上程されたので列挙します。

第33号議案    予算審査特別委員会の設置
第34号議案    平成26年度春日市一般会計補正予算(第9号)
 今回の補正予算は、国会で決定された地方創生に関する交付金が春日市にも支給されたことによるもので、子育て応援券の発行やプレミアム付き商品券等の消費喚起に使われるものと、創業支援や地方版総合戦力の策定に用いられる。総額で2億円ほどの追加予算である。国から支給されるものであるのでありがたく頂戴はするが、その使い道にあっては国から示されたプログラムに従わねばならず、その意味では「紐付き」予算であるともいえる。また急遽自治体もこれに対応する支出を考えねばならず、その意味では非常に取敢えず事業を決定した感は否めない。交付金事業でなければ絶対に首を縦に振れない詰めの甘さである。今後事業内容を精査してわが市にあった形に修正してくれるものと期待している。
第35号議案    損害賠償額の決定について

以上が今議会中に追加上程された議案である。慎重に審議していきたい。
2015年02月22日






平成27年春日市議会3月定例会

 議案が上程されたので列挙します。

第1号議案     春日市固定資産評価委員の選任
第2〜4号議案   人権擁護委員の候補者の推薦
第5号議案     春日市行政手続条例の改正
第6号議案     春日市税条例の一部改正
第7号議案     春日市教育長の勤務時間等に関する条例の改正
第8〜9号議案   春日市特別職の職員の報酬等に関する条例の改正
第10号議案    春日市特別職の職員退職手当支給条例の一部改正
第11号議案    春日市一般職の任期付職員の採用に関する条例の改正
第12号議案    春日市職員の勤務時間等に関する条例の一部改正
第13号議案    春日市職員の給与に関する条例の一部改正
題14号議案    春日市職員退職手当支給条例の一部改正
第15号議案    私立保育園の助成に関する条例の一部改正
第16号議案    春日市介護保険条例の一部改正
第17号議案    春日市地域包括支援センター事業の実施に関する基準を定      める条例の一部改正
第18号議案    春日市指定介護予防支援等に関する条例の一部改正
第19号議案    春日市廃棄物の減量及び適正処理に関する条例の一部改正
第20号議案    春日市道路及び河川占有料条例の一部改正
第21号議案    平成26年度春日市一般会計補正予算(第8号)
 今回の補正予算の中で大きいものは歳入に「がんばる地域交付金」と言うものがある。国の「地方創生」を受けてのものであるらしい。これに対して独創的な事業を展開するようにと言う条件付きではあるらしいが、目一杯有効に使わせて頂きたいと思っている。
第22号議案    平成26年度春日市国民健康保険事業特別会計補正予算
第23号議案    平成26年度春日市後期高齢者医療事業特別会計補正予算
第24号議案    平成26年度春日市介護保険事業特別会計補正予算
第25号議案    平成26年度春日市下水道事業特別会計補正予算
第26号議案    平成27年度春日市一般会計予算
 来年度の一般会計予算規模は約340億円と昨年度よりさらに伸びている。総合体育館や市営住宅と言った大型事業が続く為市債の増加はやむを得ないと思う。また児童に対する支援の形も新たに打ち出しているようだ。じっくりと吟味させて頂きたい。
第27号議案    平成27年度春日市国民健康保険事業特別会計予算
第28号議案    平成27年度春日市後期高齢者医療事業特別会計予算
第29号議案    平成27年度春日市介護保険事業特別会計予算
第30号議案    平成27年度春日市下水道事業予算
第31号議案    市道路線の廃止について
第32号議案    市道路線の認定について
報告1       専決処分(事故による賠償額の決定)
 以上である。なんと言っても来年度の予算に関する審議に多くの時間を費やすことになろう。市債は間違いなく増えている。しかし今後50年かけて利用する施設の事を想えばそれは致し方ない事であろう。むしろ借金返済に拘り過ぎてた政策にしわ寄せがいかない事を目がう気持ちの方が強い。この辺りの執行部の姿勢は十分に聞いていきたいと思っている。泣いても笑っても任期中最後の議会である。力を抜かず一生懸命望ませて頂く。
2015年02月16日






市議会だより12月最新号発行

 今月も何かと紆余曲折はあったが春日市議会だよりが完成し市民の皆様のお手元に届けられた。見開きの記事に関しては毎回非常に悩むところである。私としては「議会」で繰り広げられた論点を基に記事の構成を行いたい気持ちもあるが、それだと我ながらまったく何が言いたいのかわからなく面白くない記事になってしまう。今回も本当は大見出しを、新総合体育館の指定管理者に関する話題にしたかった気持ちはあり、実際そういった講師の下現行も作ったのだが、実際に見てみると全く面白くない。なのでやはり市民の皆様に関係が深い補正予算を大見出しに変更している。原理原則論を言うのであれば当初の私の記事が「議会報」としては正しいのだ。だが、それだと理解が得られない。この辺りは本当に皆様に詳しく説明をしていかなければならない今後の課題であろう。
 ともあれ、本来であれば、と言うか当初の申し合わせでは我々編集委員が直に編集に携わるのは今号までとされていた。だが、選挙名目で編集を疎かにするのも私の大義にもとる。まあ時間がかかるといってもたかが知れている。次号まできっちり編集に携わってやろうと思っている。まあ、編集委員長の役を引き受けた以上徹底的にやってやろうというところだ。十分納得のいく出来栄えであると自画自賛はしている。
詳細は市議会ホームページよりご覧になられて下さい。(PDF)

忌憚ない御意見ををお寄せください!!
2015年02月05日






閉会中審議
「総務文教委員会」「議会報編集特別委員会」


1月に閉会中ではあるが「総務文教委員会」が開催された。今回の主な議題は千議会中に教育委員会が議会に提出した「教育委員会の事業に関する自己評価表」についてである。タイトルにもある通り、様々な事業に関して目標を設定し、その到達具合を自己評価したものである。今までの委員会においては、これを指して詳しく説明を聞くことも無かったが、現在教育委員会が事故の事業に対してどういった考えを持っているのか推し量るには最適なものであるとの思いから、委員長に無理を言ってこれを閉会中の議題にして貰った。予想していた通り非常に有意義な話が聞けたと思っている。目標を自分たちで定めていると言う点において、極めて手前味噌の甘い採点になっている訳でも決してなく、其々の事業に対して真剣に取り組んでいる姿勢も見て取れた。ただ、これは逆に、そのあまりに多すぎる事業故か、目標の立て方自体が、その事業本来の設定の目的から離れた近視眼的なものになっている場合も見られたりもした。例えば図書館事業において、間違いなくその利用者が増える事は望ましいが、さりとて目標を「貸本数の増加」としてある点などがそうだ。真の意味で利用者が増える事、即ち知的好奇心からくる調べもの等が増えるのであれば、それはそれこそ図書館の存在意義でもあろうが、貸本数が増える事は、極端な言い方をすればベストセラーの新刊本を増やしさえすれば到達できる課題だ。これは貸本事業として成功しているだけであって、図書館の設置意義や文化振興の目的からは大きく離れているともいえる。この辺りで目標設定が趣旨からずれると言う事は起こり得る。この点は今後十分精査をして頂きたい。
 加えて議会報編集委員会も開催された。今回も様々試行錯誤はあったが、取敢えず納得のいく形で市民の皆様にお届けできそうだ。が、選挙もあるし次号はどうしよう・・・

 加えて全くの蛇足であるが、総務文教委員会終了後には新年と言う事もあり執行部との懇親会も開催された。と、こう書けば「また税金浸かって贅沢して」等と思われがちであるが、明確に言っておく。全て参加者の手出しである。それを言いたくて敢えて掲載させて頂いたと思って頂きたい。手痛い出費ではあったが間違いなく美味しいお酒を飲ませて頂きました!!
2015年01月06日






12月議会での一般質問が
春日市議会ホームページでご覧いただけます!


先の議会において行った
「防犯体制について」
「河川の名称について」
の一般質問の模様が春日市議会ホームページでご覧いただけます。

 
春日市議会 12月定例会 榊朋之 一般質問
http://www.kasuga-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=115

 聴いて頂けると解ると思うが、今回は時間的には余裕があったのでゆっくりと話せばいいものを、何故だかいつものマシンガントーク・・・この妙な癖は早急に直さなければならないと切実の思っている。我ながらであるが、今回のテーマは若干卑怯と言うか飛び道具の感がある。時間はもう少し身につまされる内容を質問するつもりである。が、大変有難い事に、春日北部地区への交番設置については、多くの方がこれを望んでいる事も解ったので、今後はこれが具体的になる様に何らかの動きを開始したいと思っている。

 いつもの様に聞き苦しさと見苦しさは如何ともし難いが、是非ご覧頂いて忌憚ないご意見を頂戴できれば幸いである。よろしくお願いいたします。
2014年12月25日






12月議会一般質問

今回の12月定例会において
「防犯体制について」
「河川の名称について」
の一般質問を行いました。

 今回の質問は普段からいつも一緒に活動させて頂いている、と言うよりもほとんど私が一方的にご教授頂いている街の方々の純粋な声を一般質問でさせて頂いた。まあ、間違いなく街の治安は大変重要な課題である。この中で「春日市北部に交番の設置を!」と訴えさせて頂いた以上、今後もこの事には私なりに力を尽くしたいと思っている。河川の名称については地元の大切な市の資産をもっと市民に関心を持ってもらえたらと言う思いで質問させて頂いたが、これがどう伝わったかは余り自信が無い。少なくともほかの議員たちにすれば「どうでもいい事を…」と言った思いが強かったようだ。まあ、それはそんなものだろう。伝わる人にだけ伝わればいい。

平成26年12月議会「防犯体制について」
          「河川の名称について」
         

          反訳原稿12月一般質問

※尚、この質問の模様は1月初旬ごろから春日市議会ホームページにて録画でいつでもご覧いただけます!!
2014年12月19日






平成26年春日市議会12月定例会 閉会

 追加議案も上程されやたらと議案の多い議案の多い議会であったが、無事に閉会したので審議結果について記載する。

第67号議案    春日市教育委員会委員の任命
第68号議案    春日市職員の配偶者動向休業に関する条例の制定
第69号議案    春日市職員の育児休業に関する条例の改正
第70号議案    春日市保育所設置条例の改正
第71号議案    春日市教育・保育給付の認定及び保育所における保育の実         施等に関する条例の制定
第72号議案    春日市国民健康保険条例の改正
第73号議案    平成26年度春日市一般会計補正予算(第6号)
 前議会(9月)から障害時通所給付事業費が大変大きな伸びを見せている。これは国の指針の変更により放課後等の通所施設の設立がしやすくなり、市内でもこれまでの3倍以上の施設が利用可能になったことでその事業費が膨らんでいるものである。ある意味、利用者のニーズに施設が追い付いてきた感のある話だ。障がいがある子どもを抱えた保護者の心身伴のご苦労は、これを苦労などと表現して良いのかと言う問題はあるが、察して余りあるものである。出来得る限り行政の支援は行うべきである。しかし当然の様に財源の問題はある。今後こういった事業費が膨らみ続けるのであれば、それ相当の財源の確保が重要な課題になる。この事については今後、国のガイドラインが策定される予定があるとの事なので、その推移を見守るしかないが、どうか利用者のニーズと言うよりも様々なご労苦を抱える方々の心の声に反し、財源論に終始したガイドラインにならない事を切に希望するものである。また、保育所の増築についても審議をさせて頂いた。これにより来年度の待機児童の減少の一助となれば望ましい事である。
第74号議案    春日市国民健康保険事業会計補正予算
第75号議案    春日市後期高齢者医療事業特別会計補正予算
第76号議案    春日市介護保険事業特別会計補正予算
第77号議案    春日市下水道事業会計補正予算
第78号議案    スポーツセンターの指定管理者の指定について
 順当に、と言うか当然他の企業体がどこでありどのような企画案を提出したかについては知り様も無いが、全国的に名の知れた大手のスポーツ施設運営会社が指定管理者に指定された。私としては今回の採決は、その審議過程に貸家問題が無かったであろうと言う事を可決させて頂いたと思っている。多分、執行部にすれば予想以上に私の質問が少なく拍子抜けだったかもしれない。ただ、これだけは強調しておきたいのは、今回は最初の指定であり、その意味で言えば選ばれた企業体は、当然これまで他施設での実績もあろうが、何よりも当市の施設運営に対して最も期待値が大きかった提案をしてきた企業であるともいえるのだ。言い方は凄く悪いが、一番大いなる夢を語った企業ともいえるのかも知れない。であるならば、これに対する評価は今後極めて厳しいものにならざるを得ない。と、言うよりも、そうでなければ、例えば現実的な提案を行った企業がいればそれらに対して失礼な話になる。これだけの施設の今後の運営に対して自らハードルを上げているのだ。このハードルをクリアできないようでは、それこそ「約束が違う」と言う事になる。この辺りをシビアに執行部には見極めて頂きたい旨を切に要望するものである。
第79号議案    市道路線の廃止
第80号議案    市道路線の認定
報告9     専決(訴訟事件の和解)
報告10    専決(補正予算第4号)
報告11    専決(補正予算第5号)
報告12    専決(公用車の事故)
報告13    専決(公用車の事故)

この後は議会開会日上程の追加議案となる。
第81号議案    春日市職員の給与に関する条例の一部改正
第82号議案    春日市職員で常勤の者の給与に関する条例の改正
第83号議案    春日市議会議員の報酬、費用弁償に関する条例の改正

 人事院勧告により国家公務員の給与が引き上げられ、これにより市職員の給与も7年ぶりに引き上げられることになった。月額で0.3%の増となる。この7年間給与は引き下げ続けられており、今回の引き上げでもその水準には遠く及ばない。政府の方針が「景気の底上げ」であり「内需の拡大」であるのなら、民間企業はもとより、本来は公務員の給与も大幅に引き上げるべきであり、むしろそれが牽引役となっても良いはずである。一方で財政再建も必要であるが、それでも現在の風潮の様に「公務員だけは別」と言うのは明らかに理論破綻している。どんな職業であっても其々その働きに見合った給与を支払うべきだし、本来他人の給与についてとやかくいう物でもない。この点は感情的にならずきちんと今後も議論していくべきである。併せて「微増」ではあるが我々議員の期末手当も引き上げられている。この点についても市民には充分正当なものである旨、きちんと説明して行く事も必要であろう。
第84号議案    平成26年度春日市一般会計補正予算(第7号)
第85号議案    春日市国民健康保険事業会計補正予算
第86号議案    春日市後期高齢者医療事業特別会計補正予算
第87号議案    春日市介護保険事業特別会計補正予算
第89号議案    春日市下水道事業会計補正予算
意見書6      「農業・農協改革」に関する意見書
意見書7      ウイルス性肝炎の医療費助成の拡充を求める意見書
 下記の閉会中審議でも話題となったが、今回の議会では議案よりもそれに付随する報告(体育館の今後の工程や地下貯留施設の工程など)が話題となり妙に賑わった印象が拭えない。体育館は兎も角、地下貯留施設の大幅な工程変更や、またその設計に際しての採用過程については今後も執行部の説明を求めていきたい。こういった言い方を執行部が嫌う事は十分承知をしているが、やはり様々な政策決定に際して若干の詰めの甘さと言う印象は拭いきれない。当然不測の事態は起こり得る訳だが、それらに対するリスクヘッジをどのように事前に行なっているのかについては今後執行部の方針を正していきたい部分でもある。当然、執行部の職員が決められた権限の中で一生懸命に職務に励んで頂いている事は充分に理解している。その上で、こういった様々な変更が生じた際に彼らにとっても保険となる事前策は必要であろう。またこの点を次回の議会でも議論していきたい。
2014年12月01日






閉会中審査 総務文教委員会開催

 去る11月21日総務文教委員会が開催され閉会中の調査事件や所管事務の報告等がなされた。
 今回の報告で最も驚いたのは現在建設中の新総合スポーツセンターの今後のスケジュールについての話である。建設当初ボーリングを行った際に地下水が湧きだし工事日程に若干お師匠が出る事は寿分に予想が出来る事であった。しかし、当初の説明においては新体育館の完成後にこれまでの旧館を解体し併せてグラウンドや外周の整備を行うとの事であったが、工事日程の遅れや、工程上の段取りの問題から解体を前倒しで行いたい旨の報告であった。即ち、そうなれば春日市に於いて体育館が7カ月の長きにわたり一切使用できない期間を生じると言うものであった。当然の様に私としてはその読みの甘さと、また市民に係る迷惑を考えればこれを何とか回避する手段を考えるべきではないかと言う気持ちであるがさりとて、その際にはがラウンドを使用する競技者や団体に更に数か月間その利用をお待たせすると言う問題も発生する。これまでの約2年間にわたり我慢を強いられた競技者の皆様にこれ以上のご迷惑もかけられない事。併せて、室内競技の団体の大部分からこの申し合わせに対してご協力を頂ける旨の大変お有難いお返事を頂いているとの執行部からの説明であったのでこれを了承するしかないと言うのが結論である。しかし、執行部に対しては、先程も言ったが70億もの大金を持って行う事業としては若干ずさんな工程管理の甘さを猛烈に反省頂きたい旨と、市民の利用者に対して閉館中もご不便を出来るだけ掛けない様な代替施設等の斡旋などサービス向上に努めて頂きたい旨の申し入れは行わさせて頂いた。逆の言い方をすればこれだけ大きな工事である。当然の様に不測の事態も充分に起こり得る。これは理解すべきだ。唯々執行部を責めるだけが議会の仕事でもない。これが説明通りギリギリの苦渋の選択である以上、今後は市民の皆様に御理解を頂けるよう我々も説明責任を果たす必要もあろう。「いいものが出来るなら」と言うのがご迷惑をお掛けする多くのスポーツ団体のお言葉であったらしい。どうかその事を胸に刻んで今後の開館へ向けて執行部にはこれまで以上の御努力を切に希望するものである。
2014年11月30日






平成26年春日市議会12月定例会

 議案が上程されたので列挙します。

第67号議案    春日市教育委員会委員の任命
第68号議案    春日市職員の配偶者動向休業に関する条例の制定
第69号議案    春日市職員の育児休業に関する条例の改正
第70号議案    春日市保育所設置条例の改正
第71号議案    春日市教育・保育給付の認定及び保育所における保育の実         施等に関する条例の制定
第72号議案    春日市国民健康保険条例の改正
第73号議案    平成26年度春日市一般会計補正予算(第6号)
 今回の補正予算収入で大きなものは住民税(現年分)が約1億6千万円の伸び。歳出としては国民健康保険事業に約2億円の繰出しがある点が特徴的である。一方で景気の向上さを示す指数が出ているがそれを上周る福祉的支出の伸びは、ある意味現代の社会情勢を反映していると言えるであろう。加えて歳出の大きな項目として保育所の整備事業に約1億円が計上されている。子育て世代の負担軽減を考えればこれは必要な措置ではあろうが、問題はその後の保育士の確保と言う難題も控えている。この点についての市としての姿勢も正していきたい。
第74号議案    春日市国民健康保険事業会計補正予算
第75号議案    春日市後期高齢者医療事業特別会計補正予算
第76号議案    春日市介護保険事業特別会計補正予算
第77号議案    春日市下水道事業会計補正予算
第78号議案    スポーツセンターの指定管理者の指定について
 前回の議会に於いてももっとも紛糾した議題がこの指定管理者制度の導入についてであった。総務庁の通達に於いても指定管理者の選定は「議会の承認を経て」と言う事になっている非常に重要な話である。が、議会に於いてその選定の過程で何が行われているのかについては実は知る由も無い。ここで非常に問題になってくるのは、議会が承認するのは「選定された業者(もしくは団体)」であるのか、もしくは「選考の過程」であるのかと言う大いなる壁に突き当たる。「業者」を承認するのであれば当然の様に、その業者の業績は勿論プレゼンの資料やそれと比較すべき他者の資料にも目を通す必要が出てくる。これをせずに、ただ業者のみを「ハイ良いです」では何のための承認か全く解らない。と言うよりもこれだと唯のガス抜きと言うよりむしろ責任逃れのために利用されているような話になりかねない。では、選考の過程が執行権の範疇に於いて正しく行われましたよと承認するのか?それは唯の白紙委任であろう。議会の存在意義は無きにひとしい。この微妙な綱渡りを迫られれば当然議会としては非常に厳しい立場に立たされざるを得ない。この加減をよくよく考えながら慎重に審議をしていきたい。
第79号議案    市道路線の廃止
第80号議案    市道路線の認定
報告9     専決(訴訟事件の和解)
報告10    専決(補正予算第4号)
報告11    専決(補正予算第5号)
報告12    専決(公用車の事故)
報告13    専決(公用車の事故)
 まあ、報告であるし加えて人間のする事であるのであまり偉そうにいえない話でもあるが前回の議会の際も散々話題になった公用車による事故が後を絶たない点に関しては、まさしく大変遺憾であるとしか言いようがない。ただ、実際事故だけは悪質なものでない限りいつでも起こりうる物でもあるので、とにもかくにも万全の注意を願うのみである。短期間の議会である。しっかり聞くべき所は掘り下げて審議を進めていきたい。
2014年11月16日






市議会だより9月最新号発行

 今回も当然の様に何かとあったが予定通り発行に辿り着くことが出来た。表紙には思い切って議会改革特別委員会の会議の模様を掲載させて頂いた。全ての議員が写る様に撮影してくれた職員は大変な気を使ってくれたことと思う。兎角こういう細かい事にうるさいのが議員の性分である。が、この写真に恐ろし程に写ってない人間がいた。私だ!!いや、座る姿勢が悪くて写らないと言う大失態を演じてしまった。これからは撮影の際に気を付けるようにしたい。
 等と細かな事はどうでもいいが、今回の発行に関して我々は大変大きなミスを犯してしまっている。何度も校閲を繰り返して誤字脱字や、内容と表現の違いについては徹底的に繰り返しチェックをしているつもりであるが、本来休んでいたはずの人がさもいたかのように原稿を打ち込んでしまった。これは完全に我々の大いなる『うっかり』ミスである。細心の注意をしていてもこんなことは起きるものだと痛感している。訂正の文章と言うのは普通に列記される文章よりも人目に付くものである。選挙も近い時期だけにこれをどう訂正すべきか非常に頭の痛いところであるがさりとて訂正は必要である。まあ、私にしては珍しく全員協議会の席ででも皆さんに頭を下げて解決策を模索するとしよう。人為的なミスをなくせればベストであるが、これはどうしても付き纏う問題だ。これにどう対処するかも大いなる試金石ではあろう。全体としては間違いなく良く出来た議会だよりになりつつある。がこういった問題もあるからこそ気は抜くべきではない。もしかすると高い授業料になるかもしれないがさらに良い議会報を今後も目指せと言う何かからのお告げであろう。後私の役割は2号だけとなったが最後までしっかり気を引き締めて任務を全うさせて頂く。
詳細は市議会ホームページよりご覧になられて下さい。(PDF)

忌憚ない御意見ををお寄せください!!
2014年11月11日






閉会中審議「総務文教委員会」開催

 9月議会閉会後最初の総務文教委員会が開催された。常に数多くの爆弾を投入してくる総務部からは今回は大きな仕掛けは無かったようである。だが油断は禁物である。これはある意味嵐の前の静けさなのかもしれない・・・
 学校教育部からは先に行なわれた全国共通学力テストの春日市の成績について報告が行われた。結果から言うと春日市の学力は全国や福岡県の平均点よりも上である。前回実施された時よりもその傾向が高めであると言う事は喜ばしい事であるし、数字だけを見れば明らかに学力が以前よりも伸びていると言う事になる。しかし、ここで冷静に考えなければならない事もある。春日市は児童生徒数が非常に少ない。と言う事は即ちこういった検査の際の標本数が少ない事を意味する。間違いなく平均点は上がっているがではそれが全体的な底上げなのか、極めて優秀な人間が飛躍的に伸びたのかを厳密に解析する必要がある。今社会で問題視されている事は「学力の二極化」であり、そこに貧困の問題も顔をのぞかせている。この分析を怠って「平均点が伸びた」と手放しで喜んでもいられないのが現状であろう。執行部に対してはこの分析報告を依頼したものである。
 続いて社会教育部であるがここは言いたいことが目白押し状態である。以前の記事でも書かせて貰っているが「スポーツフェスタ」についての議員からの不満が噴出した。いや、職員は非常に頑張ってこの大会を成功裏に導こうと必死である事に疑いの余地はない。だが、その運営の過程に於いて其々の種目の協会に委ねる辺りから趣旨がずれてしまっているのだ。この辺りについての認識は執行部も同様ではあったようであるが、であるならば一層来年度以降の運営に工夫をして頂きたい。
 加えて全体を通してであるが、様々な大会時における議員の扱いについて敢えて苦言を呈させて頂いた。私は他市や他県の状況もそれなりに見ているつもりでいるので言わせて頂ければ、相対的に春日市に於いてそういった際の議員の扱いは悪い。それも極めて悪い。お叱りを承知で言うのであれば、常に職員が議員を見下しているようであるし扱いとしても極めてぞんざいである。勘違いをして頂きたくないのは別に私は自分が偉いとも思ってないし特別扱いをしろと言うつもりも無い。だが、総じて地方議員と言えども憲法に於いてそれが規定され正当な選挙に於いて有権者の代表としてそこに存在しているのは紛れもない事実だ。これに対して敬意を行政が行わないならば有権者や市民は行うわけも無い。敬意をひぃおうされない議員で会った事や、市民に存在意義が伝わらない事に対して大いに反省点はある。しかし、であるからと言ってこのままでいいわけも無い。常に言っているが私はこの職業に誇りを持って取り組んでいるしそうあるべきであると思っている。また周囲からそう思われなければならない。でなければ何の負託を受けられるものか。執行部に対して注文を付けこそするが、これはある意味自戒の念でもある。そうかそのあたりを御互いに突き詰めていきたいと願うものである。
2014年11月06日






中部10市議員研修会開催

 福岡市近郊の10の市からなる福岡県中部10市市議会議長会と言うものがあり、その会では毎年持ち回りで銀の研修会を開催している。今年は北部の古賀市が当番であり「地方における公共交通の在り方」についての講演会が開かれたのでこれに春日市議会としても参加をさせて頂いた。

 講師はこれまでに多くの地方交通会社を再生させてきた児島光信氏。「地域公共交通を巡る情勢と地方公共団体の課題」と銘打って講義を頂いた。間違いなくこれからの社会に於いて、と言うよりも厳密には高齢化が進む地方社会に於いて人々の移動手段をどう考えるのかと言う事は非常に大きな課題である。進展する車社会の中でこの圏内であれば大丈夫であろうと考えられてきた地域が、高齢化が進展しすぎたが故にいつまでも車の運転もままならないと言う新たな問題が発生し、自ずと移動に非常に困窮すると言う問題が各地で生じている。かといって以前の様に教協交通を担う会社が国鉄でさえもそうであったように、いつまでも赤字を垂れ流すようなわけにもいかず、となればこの地域での人の移動権を誰が担うのかは間違いなく多く那現代社会に突き付けられた課題であると言える。当市に於いてもコミュニティバスと言う形で市内の各地を行政が多額の補助を行う形で担ってはいる。実際にこれが無かったらと思うとうすら寒い気さえするほど市民はこの移動手段に大きく依存もしている。しかし、だからと言ってこれが市民の移動の欲求の全てを満たせている訳でもない。講演の中で「車社会」から「公共交通の時代」への移行が不可欠であるとの話があった。非常に新鮮な響きである。一見すると時代に逆行するような論法であるが今後の気たるべき社会の在り様を見据えるとm差に一考に値する御意見であろう。しかし、厳密に言えば、50年の昔、それまで日本社会に於いて当然であった結婚しても同居してその家に残り親の面倒を見るのが当たり前であった社会からの脱却を図り、自家用車がある事を頼りに郊外を切り開いて家を建て、親を捨てた人たちが今になって、車の運転も出来なくなり、加えて自分がしたように子供からも見捨てられ移動にも困窮する。これを今の若者たちが支えなければならないと言う状況については若干釈然としないものがある。何のことはない今の高齢者だけが良い思いをしている風ではないか?さりとてこれも現実だ。これらにきちんと対応する事に行政の責務はある。様々な方法論もあろうがこれを考えるには大変いい機会となったし勉強となる講演であった。担当の古賀市には心からの謝意を申し述べるものである。ありがとうございました!!
2014年10月21日






議会改革特別委員会開催

 前回の議会中から新たに「議会改革特別委員会」が議員全員参加で設置され「財務委員会の設置」並びに「会派制の存続」についての話し合いを行っている。
 財務委員会とはこれまで補正予算に関してはこれを総務文教員会が審議しており、であると他の所管からは自らの所管の事業であるにも拘らず審議に加われないと言う弊害があるために、予算審査同様に全員参加での財務員会設置の声が上がったものである。理屈としては当然の様に理に適ったものであるし私も他の委員会であれば同じことをもしかすると主張したかもしれない。しかし、現在これを審議している立場で言わせて頂くと何ら問題なくこれをこなしている自負もある。加えて委員会の持つ専門性を考えると、これを全員で審査すると言う事になる際にむしろ審査が甘くなる可能性も秘めている。であるが故の委員会制度だ。しかも議題は何も補正予算にとどまらない。行ってしまえば全ての議案がどれも重要である。ならば予算の身を特別扱いしての専門委員会は筋が通らないことになる。反対派からは大変睨まれたが私は明確に反対させて頂き採決の結果これは見送ることになった。ただ、やはり他の委員会の方々にしても補正予算に対する並々ならぬ思いがあると言う事は今回痛感したところである。執行部には嫌われるであろうがさらに踏み込んだ審査に心掛けたいしでなければ財務委員会設置の声を上げた方々に申し訳ない。この点よくよく考えていきたい。
 会派制の有無については実は私は明確な答えを持ち合わせていない。本来の機能としての会派の持つ意味も理解しているが、現実問題としてこの会派が機能している現実的な意義は議会の運営に関する潤滑際の様なものであるのが現状だ。実は私自身、これは掛け値なしで役職等に固執しない。であるのでまあそこがどうなったとてあまり関心が無いのも事実だ。しかし現状を見渡せばこのたがを外したらら間違いなく収拾もつかなくなることは請負だ。どのみちグループは出来る。であるならば20名とは言え意見の集約が図れない中でいきなり議会運営と言うのも無理があろう。おかしな慣習が生まれるよりは会派制を残した方がよほど遺恨を産まない気もするのだ。意見集約と言う本来会派が持つべき役割と機能を今一度正しく活用させれば現在の会派制を残すことに何ら問題は無いように思えるのだが如何だろうか。どのみち次回の委員会において採決となるであろう。その結果を見て対応を考えたい。
2014年10月10日






9月議会での一般質問が
春日市議会ホームページでご覧いただけます


 先の議会において行なった
「障がい者スポーツの振興について」
の一般質問の模様が春日市議会HPでご覧いただけます。

 春日市議会 9月定例会 榊朋之 一般質問
http://www.kasuga-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=97

 まあ、若干紆余曲折があってちょっと私にしては自信が無い部分もあったりしたので少し弱気な質問になった感は否めない。と言うよりも福祉の分野は兎に角奥が深い。この分野に中途半端な気持ちで挑むことは決して許されない事である事を実感した。今後も勉強を続けて行くし実践も続けたい。

 次の質問が今期としては最後の質問になるのではないと言う気がしている。いつも準備不足と言うか思う事の半分くらいしかできないでいる。最良の準備をして臨みたい。
2014年10月01日






9月議会一般質問

 今議会において
「障がい者スポーツの振興について」
の一般質問を行いました。

 今回の一般質問は新スポーツセンターの開館に合わせて市の今後の姿勢を確認する意味で行いました。ただ、若干当初の打ち合わせの段階で執行部との誤解が生まれあらぬ方向へ質問が行きかけ関係者には多大な迷惑をお掛けする結果となってしまったことは充分に反省すべきと思っている。加えて質問直前に原稿を書きかえると言う情けない行動に出てしまったことはある意味私の汚点であるし、逆にこれをアドバイス頂いた執行部には感謝もしている。私自身もうちょっと大人にならなければならない。で、質問の結果であるがこれには私自身大変満足している。私の稚拙な意見に限らず障害者福祉は正に地方行政の主眼であると言っても過言ではない。これは間違いなく今回の執行部の答弁で確認できた。非常に悩んだ分、実り多い質問であったと自己評価しているが後は皆様の評価にお任せするしかない。この件に関しては今後も私のスタンスとしては「口より先に実行」で行きたいと思う。また新たの問題が発見できればこういった機会を作りたいと思っている。

平成26年9月議会「障がい者スポーツの振興について」
         

          反訳原稿9月一般質問

※尚、この質問の模様は10月初旬ごろから春日市議会ホームページにて録画でいつでもご覧いただけます!!
2014年09月29日






平成26年春日市議会9月定例会 閉会

 何故かやたらと長く感じた議会であったが無事終了したので採決の結果を掲載する。

第42号議案    春日市子ども・子育て会議条例の改正
第43号議案    春日市家庭的保育事業等の設置及び運営に関する条例改正
第44号議案    春日市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営         に関する基準等を定める条例の制定
第45号議案    春日市放課後顕然育成事業の設備及び運営に関する条例
第46号議案    春日市放課後児童クラブ設置条例の改正
第47号議案    春日市福祉資金貸付基金条例の一部改正
第48号議案    春日市ひとり親家庭医療費の支給に関する条例のの改正
第49号議案    春日市重度障害者医療費の支給に関する条例の改正
第50号議案    春日市市政住宅条例の一部改正
第51号議案    平成26年度春日市一般会計補正予算(第3号)
 金額としては大きな補正予算であったが内容的におかしなものは一切なかった。全員賛成によって可決された。
第52号議案    平成26年度春日市国民健康保険事業特別会計補正
第53号議案    平成26年度春日市後期高齢者医療事務特別会計補正予算
第54号議案    平成26年度春日市介護保険事業特別会計補正予算
第55号議案    平成26年度春日市下水道事業会計補正予算
第56号議案    平成25年度春日市一般会計歳入歳出決算認定
 議案の上程の際にも指摘したがやはり全体予算の3%の執行残が適正であるか否かが議論の対象であった。一昔前の「残すくらいなら」的な感性で無駄に使い切るより間違いなく無駄なものは使わずに残す方が良いのは明白だ。しかし、何度も言うがこの「残さねばならない」が目的となるようでは困る。この加減の難しさを今後も執行部には適正に判断して行って頂きたい。
第57号議案    平成25年度春日市国民健康保険事業決算認定
第58号議案    平成25年度春日市後期高齢者医療事業特別会計決算認定
第59号議案    平成25年度春日市介護保険事業特別会計決算認定
第60号議案    平成25年度筑紫地区障害者程度区分等審査会事業特別会         計歳入歳出決算認定
第61号議案    平成25年度春日市下水道事業会計決算認定
第62号議案    児童センターの指定管理者の指定について
第63号議案    放課後児童クラブの指定管理者の指定について
第64号議案    老人福祉センターの指定管理者の指定について
報告7       専決処分(公用車による損害賠償額の決定)
報告8       専決処分(公用車による損害賠償額の決定)
第65号議案    決算審査特別委員会の設置
第66号議案    議会改革特別委員会の設置
 議会改革については今後も引き続き継続審査である。
請願第3号     国会に憲法改正の実現を求める意見書提出を求める
請願第4号     集団的自衛権の閣議決定の撤回を求める
請願第5号     集団的自衛権行使容認の閣議決定の撤回を求める

 今夏の採決にあたって最も様々な立場からの討論が行われ意見が分かれたのがこの3つの請願に対してであった。私はもともと憲法改正論者であるし集団的自衛権の件に関しても自分なりの意見は持っている。ただ、大変申し訳ないが、これらの議論を聞いていて率直に感じたのは、これらの、本来国会の場に於いて徹底的に議論されるべき話を地方議会の場に於いて主張しあうのが果たして正解であるのかと言う事だ。いや、決して間違ってはいない。国の根幹にかかわる話をそれに基づいて運営される地方議会が御座なりにしていいわけも無い。だがしかし、これほどに地域住民にとって馴染が薄い話をここまで徹底的に議論するのであれば、もっと身近の様々な政策に対してはその何倍も本来は賛成反対入り乱れた、それこそ活発な意見が喧々諤々と飛び交って然るべきではないか?今の住民生活に直接に関わる話は、本来これ程様々な立場の者が集まっているのであれば激論が行われるはずなのにまるで無言で通しておいて、イデオロギーの結晶ともいえる様な憲法論議に地方議会がうつつを抜かしている場合なのかと首を傾げたくなってしまう。しかも、大変申し訳ないが、憲法における基本理念等を無視した請願文章までも看過するようでは議会の質が本来問われても仕方のない話だ。討論を行われた議員の仰ることは正論ではある。だが大変申し訳ないがそのエネルギーは、本来我々が最も深く議論すべき議案に於いて行われるべきではないだろうか。この事が気になって仕方のない私である。
意見書第4号    「手話言語法」制定を求める意見書
意見書第5号    国会に憲法改正の発議を求める意見書
 意見書第5号は上の請願第3号を受けてのものである。当初は請願書通りの意見書が提出されようとしたが僭越ながら私が委員化に於いて「待った」を掛けさせて頂いた。文章を読まれればそのままお解りと思うが、国会に憲法改正を実現するそんな権限は与えられていない。憲法を改正するのは第96条に於いて明確に提示してあるように「国民投票」に於いてしかありえないのだ。晴眼者の意向を踏んで原文のままでと言う意見もあったが、私としてはそういった憲法の趣旨も理解できていない文章を国会に当議会が提出するような恥さらしな真似はやめて頂きたいとこの修正を求めたものだ。確かに細かい話ではある。だが行政に携る者はこの細かさに拘るべきだ。憲法の原文をたがえるような解釈を「これくらいいいか」で行っていたらそれこそ行政はでたらめになってしまう。この事にご同意を頂けたことは当議会の良心であったと深く感謝をしている。
 採択の結果、請願4・5は賛成少数で不採択とされたが後の全てが全員賛成もしくは賛成多数によって可決、承認、認定されている。

2014年09月05日






9月定例会 追加議案上程

 現在開催中の9月定例会において追加議案が上程されたので掲載する。

第65号議案    決算審査特別委員会の設置
第66号議案    議会改革特別委員会の設置
 の以上二議案である。決算審査に関する委員会の設置は例年の事である。しかしながら議会改革特別委員会の設置は今回正に特別である。別に議論されている政務活動費の問題とも併せて、現在若干形骸化しつつある会派性の問題、並びに各議会において審議される補正等予算の扱いについて現行のままで良いのかを審議することになっている。当然議会における様々な制度は、ある意味必要性を持って創設設置されてきたものである。会派性についてもしかりでこれが功罪併せ持つ制度である事も承知している。これにどういった改革を行うべきかその推移を、当然私の持論もぶつけながら見守っていきたい。

2014年08月28日






平成26年春日市議会9月定例会

 議案書が提案されたので主な議案を列挙します。

上程された主な議題

第42号議案    春日市子ども・子育て会議条例の改正
第43号議案    春日市家庭的保育事業等の設置及び運営に関する条例改正
第44号議案    春日市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営         に関する基準等を定める条例の制定
第45号議案    春日市放課後顕然育成事業の設備及び運営に関する条例
 ここまでは国の子ども子育ての制度変更による市における対応である。これまでの幼稚園・保育所に加えて認定こども園が認められる非常に大きな制度変更である。これが当市における子育てに大きな混乱を生じさせない様にしっかり審議をしていき市民にも説明できるようにしていたい。
第46号議案    春日市放課後児童クラブ設置条例の改正
第47号議案    春日市福祉資金貸付基金条例の一部改正
第48号議案    春日市ひとり親家庭医療費の支給に関する条例のの改正
第49号議案    春日市重度障害者医療費の支給に関する条例の改正
第50号議案    春日市市政住宅条例の一部改正
第51号議案    平成26年度春日市一般会計補正予算(第3号)
 今回の補正では歳入歳出ともに5億3263万円を増額する。主な歳出としては財政調整基金積立に2億円。また報道等路面普及や側溝整備に大きな予算を割いている。また先の議会で制定された県施行の道路にも基金として2億円を積み立てている。細かな内容については委員会で議論をしていく。
第52号議案    平成26年度春日市国民健康保険事業特別会計補正
第53号議案    平成26年度春日市後期高齢者医療事務特別会計補正予算
第54号議案    平成26年度春日市介護保険事業特別会計補正予算
第55号議案    平成26年度春日市下水道事業会計補正予算
第56号議案    平成25年度春日市一般会計歳入歳出決算認定
 昨年度の決算は実質収支で8億9千万円の黒字である。無駄な出費を抑えた予算の執行は一面素晴らしい事である。だが、組織が陥りやすい罠として、適正な事業運営を心掛けるその結果として予算の未執行があるのは良いが、いつの間にか予算を余らせることが組織の目標になる事がしばしば見受けられる。こうなると適正な市民サービスが行われているのか疑問を持たれもしよう。意識の問題で「使い切れ」が正しい訳では決してない。さりとて絞り過ぎてもよくない。この加減が適正に行われているかはしっかり審議する必要がある。
第57号議案    平成25年度春日市国民健康保険事業決算認定
第58号議案    平成25年度春日市後期高齢者医療事業特別会計決算認定
第59号議案    平成25年度春日市介護保険事業特別会計決算認定
第60号議案    平成25年度筑紫地区障害者程度区分等審査会事業特別会         計歳入歳出決算認定
第61号議案    平成25年度春日市下水道事業会計決算認定
第62号議案    児童センターの指定管理者の指定について
第63号議案    放課後児童クラブの指定管理者の指定について
第64号議案    老人福祉センターの指定管理者の指定について
報告7       専決処分(公用車による損害賠償額の決定)
報告8       専決処分(公用車による損害賠償額の決定)

 新聞にも大々的に報道されてしまったが公用車による事故が相次いだ点は確かに気になる。さりとてこれはよっぽど悪質でない限りは運転者を責めすぎるのも酷でもあろう。今後一層気を引き締めて頂くことを願う。さほど現時点で気成った議案は見当たらないが、若干放課後クラブの再指定に関しては納得がいかない点もある。常々、常に公募によるべきと主張している所である。これは執行部の考え方を聞いていきたい。無風と思う時こそ突風の吹くものである。気を引き締めて議会に臨みたい。
2014年08月11日






市議会だより6月最新号発行

 今回もようやく発行に辿り着けた「かすが市議会だより」の最新号である。
 前回からそれまでと比べて15日間早い発行となったためスケジュールとしては非常に厳しいものがある。だが「のど元過ぎれば」との諺もあるが一旦それをしてしまうとわずか二回目であるにも拘らず、それが当たり前のように感じてしまうから恐ろしい。この分だったらあと15日間の短縮も・・・少なくとも私が委員長のうちはそれを考えるのはやめておこう。
 前回で一応全ての紙面について「見易く」と言う意味においての変更は終わったつもりでいる。ただ、ではこれが最終形であるのか?と問われればきっとまだ先があるような気がする。現在議会に対して市民が求めている物をさらに追及すれば議会報の有るべき姿ももしかしたら現在の者とは全く違うものになるのかも知れない。
 現在私にとっては非常に腹立たしい限りであるが、議会が注目を浴びるのは兵庫県での例のように政務活動費の不正支出であったり、不規則発言での議員の品性の乏しさであったりの時ばかりだ。それも当然のように否定的にだ。この中で議会不要論や報酬の多さばかりを面白がって囃し立てられる。これに対抗する武器を議会は手法も手段も持ち合わせていない。いや持とうとさえしていない。僅か16ページの議会報に書き尽くせないほどの記事があれば市民は納得してくれるのであろうか?そう考えるとまず我々が変えるべきは議会の中身の問題であるのかも知れない。これが変われば当然のように議会報ももっともっと違う形になってくるだろう。委員会はとてつもない苦労を強いられるであろうが、それこそ望むところである。少なくとも変わろうとしているその意気込みを議会報から感じて頂ければ幸いである。
詳細は市議会ホームページよりご覧になられて下さい。(PDF)

忌憚ない御意見ををお寄せください!!
2014年08月07日






閉会中審議 
 総務文教委員会・議会報編集特別委員会


 前回から述べているが議会報の発行が早くなった関係で非常にタイトなスケジュールの中議会報編集特別委員会が開催された。今回は殆ど最終の校閲であるので我々が苦労する話は無い。だが、一つ気掛かりなのは、他の殆どの頁内容を変更し市民にとっても見易い物にしたつもりであるのが、この中で「議会の評価」と言う項目に関して手を付けられていない。この項目に関しては議会運営委員会が責任を持って書かれているのであるがどうしても同じような内容の記事が続き果たして的確な評価になっているのかが大変疑わしい所である。いや、これは議会運営委員会を責めているのではない。こういった仕組みでしか評価が出来ない現在の議会、これは当市に限らずだが、その体質自体に問題がある話だ。全ての議員がこの評価について疑義を感じていながらも、かく言う私自身も、であればどういった評価が正しいのか?の答を持ち合わせていない。議会の在り方の本質に関わる問題である。今後是非全体として議論して頂きたい。

 総務文教委員会も閉会中の審議が開催された。様々気になる話があったが、その中で最も気になったのは来年度の新規職員採用についての説明である。ご存じのように現在数年ぶりに新卒対応については空前の売り手市場であると言われている。春日市は日本で一番少ない職員数で財政再建を果たしている自治体であるが当然その分不測の出来事に対して人事的に余裕はない。優秀な新規職員の採用はまさに死活問題である。この中で優秀な職員を人物本位で採用する為に門戸を広げるのだと言う。採用の年齢の幅を広げる等の措置を考えていると言う。ただ、その中で、特に専門職の職員に関して一般教養試験を行わない方針だと言う。確かに公務員の一般教養試験は広義に及びこれをクリアすることが受験生にとっての大きな壁になっている実態は解る。が、だからと言ってこれを無くして受け易くするのが正しいのか、甚だ疑問である。門戸を広げるのは大いに賛成だが下げるのが良いのかは本来この少ない職員で臨機応変に対応してくれる職員を確保すると言う観点からは大きく逸脱してはいないだろうか?苦言は呈したつもりだが基本執行部は方針を変える気はない。この辺りに議会の限界を最近とみに感じている。専門に過ぎてた小委員会でも浮いている私である。若干迷いは生じているが今後も追及の手を緩めるつもりはない。頑張ります!!
2014年07月23日






閉会中審議 総務文教委員会・
 議会報編集特別委員会・全員協議会 開催


 6月議会の閉会を受けて各所属委員会の閉会中審議が開催された。
 先ず7月4・23日に議会報編集特別委員会が開催された。毎度の事ではあるが記事の校閲はともかくレイアウトが一向に決まらない。問題点の一つに何よりも発効日の問題があるのだが、多分これを思い切って早めるとレイアウトに悩む暇も無いと言う事になりそうな気がするが、前回15日早くするだけで清水の舞台から飛び降りたような決断だったのだ。まあ、悩むことも止む無しとしておこうと思う。
 7月7日は総務文教委員会が開催された。この日の議題は先の議会でも問題になった総合スポーツセンターの指定管理者の募集要項についてである。以前から言っているが私はこの指定管理制度について手放しでこれを推奨はしていない。確かに経費面で行政にとって得るものはある。しかし、その一方で失うものがあるのも事実だ。効率的な運営の陰で本来行政が寄り添うべき課題から顔を背けている現実も忘れるべきではない。そういった功罪併せ持つ制度である事を再認識すべきではないか。今回指定管理制度が導入されるのは市の体育行政の中核を担う施設だ。全てを丸投げにしていいはずもない。市が市民に対して示すべき体育行政の道筋がしっかりとして物でなければ当然管理要綱も曖昧なものになる。この点は、前回已む無く指定管理者の導入に賛同した私としても非常に気になるところである。決定に至るまでまだ時間がある。しっかりと事の顛末を見守っていきたい。

 14日には急遽全員協議会が開催された。これは先の小学校長の第1回目の裁判を受けてその経過報告である。何度も言っているが、この事件はあくまでも元校長の個人的な問題であって組織とは一切関係が無い。この人間がいかなる弁解を裁判の席でしようと、その事に私は全く興味などありはしない。むしろ、この経過を見届ける為に職員を裁判所に派遣すること自体もはや何の意味も持たない気がしてならない。もうそろそろ一人の馬鹿な人間の為に組織自体が右往左往させられるのはやめにした方が良いのではないか。そんな気がしてならない。何の説明を聞かされても虚しいばかりである。私ですらそう思うのであるから教育委員会の方々の憤懣やるかたない思いは如何程であろうと心中お察しする次第である。一刻も早く正常な教育行政や業務に戻られることをお祈りしている。
2014年07月08日






6月議会での一般質問が
春日市議会ホームページでご覧いただけます


 先の議会において行なった
「認知症対策について」
「図書館の更なる活性化について」
「職員の不祥事おける管理監督責任について」

についての一般質問の模様が春日市議会HPでご覧いただけます。

 春日市議会 6月定例会 榊朋之 一般質問
http://www.kasuga-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=79

 今回の質問に関しては反省ばかりである。自分で言うのも憚られるが自慢じゃないが認知症についてと図書館に関しては滅茶苦茶に勉強もしたしフィールドワークもしたつもりだった。が、時間が足らずその大半は割愛。加えて最後の問題も超駆け足と言う有様。皆様に伝わったのか心配でならない。

 実は、教育長の任命責任や事件の背景について事前に逢った説明会の場で、少なくとも私とは全く相容れない意見が他の議員から発せられ、ある意味それに対する自分の立ち位置を明確にすべきとして行った、質問と言うよりむしろ「所信表明」の様な形になってしまった。一方的に喋って終わると言う暴挙に出たことに若干反省している。内容については是非ご覧頂きたい。現在間違いなく早口世界チャンピオンクラスである事だけは間違いない。次回はもう少しゆっくり喋るように心がけます。
2014年07月01日






6月議会一般質問

 今議会において
「認知症対策について」
「図書館の更なる活性化について」
「職員の不祥事おける管理監督責任について」

の3項目の一般質問を行いました。

 実は、今回の質問は上記の2項目のつもりで時間をかけて準備をしてきていたのですが、若干議会において3項目目に関して議会の見識を疑われるような意見が出ていたのを受けて急遽これを追加させて頂いた。その為、いつも以上に時間が足らないと言う悲惨な結果を迎えてしまった。これには心から反省している。多くの方から「今回の問題に対して春日市の対応は?」と言う事は良く聞かれる事ではある。これについての思いの丈は全て一般質問ですべて吐き出させて頂いた。是非ご一読頂きたい。本当は時間をかけて調べていたのでもっと当初の質問に時間を掛けたかった。しかし臨機応変に対応するのも議員の務めだ。また時間があれば改めて質問しよう。今回の反訳の文章は異常に長い。心して読んでいただきたい。

平成26年6月議会「認知症対策について」
         「図書館の更なる活性化について」
         「職員の不祥事における監督責任について」

          反訳原稿6月一般質問

※尚、この質問の模様は4月末ごろから春日市議会ホームページにて録画でいつでもご覧いただけます!!
2014年06月26日






平成26年春日市議会6月定例会 閉会

 議案も少なく無風化と思われたものの、結構しんどい議会が終了しました。採決された議案を記載いたします。

第30号議案    春日市監査委員の選任
第31号議案    春日市固定資産評価審査員会委員の選任
第32号議案    人権擁護委員の候補者の推薦
第33号議案    春日市職員の給与那関する条例の一部改正
第34号議案    春日市税条例の一部改正
第35号議案    春日市スポーツセンター条例の一部改正
 
下記の議案の上程の欄にも書かせて貰っているが、これは今後のスポーツセンターの運営を決める上で非常に重要な条例の制定に関する議案であった。この件に関しては委員会の席においてもその上程理由等について私自身が誰よりも非常に強く疑問に思うところもあったし、執行部の説明に対してこれっぽっちも素直に頷ける物ではなかった。これ程の巨費を投じて市の体育振興の中核となる施設の建設をしておきながら、その運営コンセプトを示すことも無く、ただ単に「コストの問題」並びに「民間ノウハウの導入」と言う、まるで指定管理者制度を何かの主教の様に信仰し、委ねてしまえば全て上手く行くでは説明として通らないであろう。本来であればその運営に、それこそ執行部の夢をぶつけて積極的に関与していく姿勢こそが求められるのではないか。加えて、これほどの重要案件にしては、我々議員に対して何等事前説明も無く、いきなり条例案を提示して「承認しろ!」は乱暴に過ぎる。最終的に議場で承認を出すのは議会である。これをなんとしても今後の市政運営の為に理解を得たいのであればそれなりの準備は必要ではないか。闇雲に議決権を行使し、またそれに専決で応対するような、そんな不毛な関係を望むものではない。今回は、今後の執行部の描くヴィジョンに大いなる混乱をきたさないが為に已む無く賛成に回ったが、若干、自分自身の考えに背を向けたと、議員として深く反省もしている。9割方反対であった。今後当然全貌も見えてこようし、指定管理者との細かな要綱も明らかになろう。本来は執行権の範疇ではあろうがこれについても注文を付けさせて頂くことで、今回は已む無く賛成をさせて頂いた。非常に後悔の残る結果ではある。今後の執行部の出方を見極めたい。

第36号議案    春日市非常勤消防団員に係る退職報奨金の支給に関する
         条例の一部改正
第37号議案    平成26年度春日市一般会計補正予算(第2号)
 この件に関しても先の条例制定に絡んで、一部会派から予算の修正動議、即ちスポーツセンターの債務負担行為を切り離す案が提示された。当然、私も先の35号議案に賛成していたらこれに同意していたであろう。だが、実は若干この修正動議は意味合いが違っていた。ここでは債務負担行為の金額についての提示があるだけであるので、本来これを反対するのであればその理由としては「金額の問題、根拠」等しか理由にはできない。それ以外を理由にするなら35号議案に修正動議を掛けるべきなのだ。この辺りに大変申し訳ないが当市議会の危うさを感じる。動議は否決され同案件も可決されたが、やはりこれも上限額を示しているだけである。今後より議論を深めて行きたい。

第38号議案    平成26年度春日市国民健康保険事業特別会計補正予算
第39号議案    工事請負契約の締結について
報告1(専決)    春日市条例の一部改正
報告2(専決)    春日市都市計画条例の一部改正
報告3(専決)    春日市国民健康保険条例の一部改正
報告4(専決)    平成25年度春日市一般会計補正予算(第8号)について
報告5(専決)    平成25年度春日市国民健康保険事業特別会計補正
報告6(専決)    損害賠償額の決定について

意見書1      地域包括ケアシステム構築のため市域の実情に応じた支援         を求める請意見書
意見書2      労働者保護ルールの早期整備を求める意見書
 実はこの意見書は請願として上げられたものであったが、所管である市民厚生委員会において不採択となり、議場において賛成多数で採択。しかる後に私が賛成議員を募って意見書として西岸にあった案文のままに意見書として提出し賛成多数で可決されたものだ。労働者が今後の社会に対する不安に怯え行き過ぎた労働法制の改革が行われない様に願うのは至極当然の事である。ただ、いつもこの手の請願や意見書は非常にイデオロギーの強いものになりがちで、その事が一部の議員達から反発を招いていたことも事実である。今回、その反省も踏まえて、あくまで労働者の声にも耳を傾けた上で「慎重審議を期待する」請願としてある以上、本来であれば地元に多くの労働者を抱える、その意味で言えば日本中のどの議員もこれに反対できるものではない。だが、これに反対をする者がいると言う事実に私はある種の戦慄を覚えた。私等とは違い労働者から一票の票もいらないと豪語できる議員が春日市には多くいるのだ。これには恐れ入る。今回労働組合とは一切関係のない方も多く同意見書に同意をして頂いた。である以上、本来であればこれに反対した人間がどういった考えであるのかをきちんと公表すべきだろう。利害関係が直接的に絡む話で賛同できない物もある。昨年の公務員の給与引き下げも労働組合の意見を無視する形にはなった。だが、請願や意見書と言った種類のものを反対する理由が私には見当たらない。よっぽどおかしな、それこそイデオロギーの塊のような文章なら兎も角、住民の声を国に届けてくれと言った類のものを市議会で握りつぶすのであれば、それはもう地方議会の自己否定だ。その事を反対した人間は気付いているのであろうか。ある意味勇気は素晴らしいが、少なくとも私には理解できない行動である。

決議1       薬物乱用防止に関する決議
 今議会中において4名もの議員が先に起きた市立小学校長の麻薬取締法違反での逮捕を受けて市の対応を問う質問を行うほどに、やはり議会としてもこの事件の影響や今後の取り組みには非常に強い関心を持っている。市や教育委員会が今後大きな運動として「麻薬の乱用防止」に取り組んで行く以上、当然市議会としても他人事のように、これを指を咥えて達観している場合でもないだろう。私が所属する会派である近未来21から市としての決意を示す意味で決議案を提案し全員賛成で可決された。若干提出が遅く、議会の規則からは外れる心配があったが、この件に関して全ての議員が協力賛同してくれたことに心から敬意を表するものである。

 前回の議会同様、大変言いにくい話であるが議案の提出にあたって、執行部が議会を軽視している、もしくは甘く見ていると考えざるを得ないような状況が続いている。「こんな質問など出ない」もしくは「なんとでもやり過ごせる」としか考えていない様な説明が平気で展開される。本来70億の巨費を投じて何かを建設すれば、民間なら当然、その回収計画も綿密に練られるものである。これを今後の応募次第でどうなるかもわからない指定管理者に委ねると言うのは、それこそ市民感覚で言えば大きくズレている事である。これを通したいのであればやはり事前の準備は絶対に必要だ。それがない。これが続くならそれこそ市政運営に大いなる支障を来しかねない。この対応は執行部にも考えて頂きたい。だが、大変悲しい事に先の請願の件ではないが、馬鹿にされても、軽視されても仕方のない議会であるのもある一面否めない話だ。ここは全体として今後真剣に議会としても考えなければならないだろう。冒頭でも述べたが、無風のはずがとんだ台風の吹き荒れた議会であった。

2014年06月05日






平成26年春日市議会6月定例会

 議案書が提出されましたので主な議題を列挙いたします。

上程された主な議題

第30号議案    春日市監査委員の選任
第31号議案    春日市固定資産評価審査員会委員の選任
第32号議案    人権擁護委員の候補者の推薦
第33号議案    春日市職員の給与那関する条例の一部改正
第34号議案    春日市税条例の一部改正
第35号議案    春日市スポーツセンター条例の一部改正
第36号議案    春日市非常勤消防団員に係る退職報奨金の支給に関する
         条例の一部改正
第37号議案    平成26年度春日市一般会計補正予算(第2号)
 今回の補正は金額としては決して大きいものではない。国県の補助金の決定に伴い幾つかの事業に振り替えられたものである。ただ、上記第35号議案に絡んで今補正予算において既に債務負担行為として総合スポーツセンターの指定管理料が計上されている。未だスポーツセンターの詳細な中身に関しての情報も開示されない状態での管理委託料金の決定には、それが妥当な金額であるのか否かの材料も持ち合わせていない為、審議そのものが不可能であろう。これらの条件の提示が果たしてあるのであろうか?なければ議会としては随分決定に難儀するものになるであろう。早めに決定を行いたい気持ちは分からなくもない。しかし、明確な青写真を示さないままで賛否の取り様もあるまい。執行部の出方をよく見極めたい。
第38号議案    平成26年度春日市国民健康保険事業特別会計補正予算
第39号議案    工事請負契約の締結について
報告1(専決)    春日市条例の一部改正
報告2(専決)    春日市都市計画条例の一部改正
報告3(専決)    春日市国民健康保険条例の一部改正
報告4(専決)    平成25年度春日市一般会計補正予算(第8号)について
報告5(専決)    平成25年度春日市国民健康保険事業特別会計補正
報告6(専決)    損害賠償額の決定について


 今回は少なくとも議案にざっと目を通す限りにおいてはさほど重大な議案は債務負担行為以外には見当たらない。しかし、こういう時こそ議会と言うのは荒れるのが常だ。前回の議会から執行部の説明に関しては弱化の不満があるのも事実である。いつもの様に是々非々で臨むが執行部にも詳細な説明をお願いしたい。
 加えて、小学校の不祥事の問題もある。何度も言うが私自身はこれを個人が起こした犯罪であって組織としてどうこう言う問題ではないと思っているがそうでない方もいらっしゃるようだ。これも推移を見極めた上で、必要であれば私自身の所見を公の場で明らかにしていきたい。

2014年06月03日






閉会中審議(総務文教委員会・土地開発公社・
         全員協議会)


 5月22日に閉会中の審査である総務文教委員会が開催された。主たる議題はやはり春日市立大谷小学校長の逮捕を受けてその経緯と対応についての説明である。以前他の頁においても私の意見は主張させて頂いているが、何よりも議論になったのは現在容疑者である校長が作曲した2校の校歌の取り扱いについてであった。私は明確にこの効果に関わる全ての関係者、即ちこれまでの卒業生や地域の方々の同意が頂けないと言う点と、そもそも楽曲と言うものは世に出た時点で既に創作者の意思を離れた独立した作品である事、また、容疑者の同情するつもりなど毛頭ないが彼が社会的に受けるべき罰とこの問題は切り離して考えるべきであると言う立場から、少なくとも未だ基礎もされていない段階での決定は早急に過ぎないかと言う意見を言わせて頂いた。しかしながら両校の学校運営協議会における結論は「変更する」と言うものであったと言う。間違いなく教育において現場の意見や裁量を認める事は大切な事だ。しかし、現場はその事件の渦中にあるが故に時として冷静さを見失う事もある。今後こういった事態に際してこそ議会の意見を聞き入れて頂けるような仕組み作りも必要ではないかと切に希望するものである。

 よく5月23日は春日市土地開発公社の理事会が開催された。主な審査議題は平成25年度事業報告ならびに会計報告である。事業については昨年の理事会で内容はしっかり聞いているので問題はないが、今年会計の奇妙さに初めて気が付いた。利益計算の仕方が繰り越しの資産がある時に一般企業と全く違うのだ。国の会計基準で何ら問題は無いのだが、ただ、これだと繰り越し資産に多大な含み損がある場合少なくともその年度には事業会計の赤字を発見できない。これを恣意的に利用されればであるが。こういった会計基準こそがどこか市民と言うよりも国民の目を逸らす姑息なやり方である気がしてならない。この点はまた今後勉強して正していきたい。

 加えて、6月2日には緊急で全員協議会が開催された。冒頭の事件を受けて教育長の進退に関する話題にまで議論が及んだ。市長部局並びに春日市の教育委員会が出した結論は、これはあくまでも個人の非行の問題であり管理責任者に責は無いとする至極妥当で真っ当なものだ。ただ、現時点におけるその結論が早すぎるとの意見が議員の間から出た。議会と言うのは立場の違う市民の代表が幾つもの意見を出し合って議論する場であると言うのが本来の姿であろうから様々な意見が出る事に何等異論はない。しかしながら、敢えて言えば世間一般の常識の上に立った意見であるべきと言う制約はある。世を忍んで犯罪を犯す者の責任がその上司にまで及ぶそんな連帯責任の縛りの社会であれば、世の中で平穏に生活できる者など一人もいなくなってしまう。組織で起こした犯罪や反社会的な行動ではない。あくまで個人の問題だ。これを弁えて議論を行うべきではないだろうか。悪戯に一方の側に立って騒ぎ立てるのは容易だ、その時の空気では多くの関心も惹こう。しかしながら物事の本質を見失って行う議論程歴史に評価されない議論は無い。この事を我々は忘れるべきではないと思うが如何であろうか。ともあれ、6月議会は若干風雲急を告げてきた。楽しみだ。

2014年05月15日






春日市議会緊急全員協議会開催

 全国版のニュースでも大きく取り上げているが、春日市内の市立小学校の校長が麻薬所持等の容疑で逮捕されると言う、本来絶対に起きてはいけない事件が発生した。週末であったにもかかわらず小学校では保護者への対応や今後の対策に追われ、我々市議会に対しても教育委員会よりの報告を行うとして緊急で全員協議会が開催された。

 当日はテレビカメラや新聞各社の取材も入り、いつもとは全く違う雰囲気であったが、教育委員会から現時点の事件の経過、ならびに児童生徒に対して行った説明会の模様などの報告がなされた。また、今後の対応として児童の心のケアを最重点において対応していく旨の方向性も打ち出された。
 公務員は、警察や検察、また裁判官も含めて、法の適正使用に対して指導監督、そして機関によっては調査、逮捕、そして処罰の言い渡しと言った分野に及ぶ職制を持つ。で、あるが故に他のどの職業よりも法律の厳守が義務付けられるのだ。況してや教育者は理想を言えば子ども達の鏡となり指導育成を行う立場だ。子供たちの常に手本となるべき事が求められる。その人間が、現存する薬品としては最も人間の尊厳を踏みにじり精神を内側から破壊する正に社会悪の権化ともいえる麻薬に手を出し犯罪にどっぷりと浸かっていたと言う事は正に言語道断、釈明の余地も一切ない愚劣極まりない行為である事は間違いない。ある意味同情の余地など無い。今後の捜査の進展と裁判の行方は見守らなければならないが間違いなく実刑判決が下りるであろうし当然の様に県教職員の職務規定に照らしても懲戒免職は避けられないであろう。ただ、問題なのはそういった罰以外の部分についてどう対応処置するかだ。先程も言ったが子どもの心の問題もあろう。周囲の大人の気分の問題も当然ある。これらをどうするかは今後方針が決まっていくのであろうが、ただ一つ現時点で明確に言えるのは、私自身の気分としても憤懣やるかたない思いではあるが決して感情的にならない事だ。良くも悪くも子ども達は事の顛末を、大人たちの右往左往する様をその目でしっかりと見ている。その事も含めて行うべき対応を粛々とするべきではないだろうか。若干、マスコミの報道姿勢も含めて感情に走り過ぎている気がしなくもない。それに乗せられてはならない。
 当然、今後所管である総務文教委員会の席においても教育委員会と話し合う機会はある。様々なアプローチから今後市として取るべき姿勢と言うものを見極めたいし、また私の気持ちも整理していきたい。

2014年05月10日






春日市議会だより 3月最新号発行

 最新号の「春日市議会だより」が完成した。横に張り付けてある表紙をご覧頂いてもお解りの通り、今号よりこれまで25年間続いてきた表紙のデザインを一変させて頂いた。現編集委員が就任以来様々な形で中身の掲載方法等変更を行ってきたが、この表紙の変更を持ってようやく議会報の改革に一応のめどがついたと思っている。本来であればデザイン会社とコンペを行うと言った方式を取って表紙のデザインも決定したかったのではあるが、何分そういった予算も計上されていた無かったので委員による提案の持ち寄りと言う形を取らざるを得なかったが出来上がりを見ての感想は充分及第点を頂けるものではないだろうか。ただ、当然こればかりは好みの問題ではあるが市民からの御意見に真摯に耳を傾けたい。
 加えて、今号から、これも悲願であるが発効日を全豪に比べて5日間短縮させて頂いた。作り手としては大変窮屈な作業工程ではあるが、やはり市民の皆様に1日も早くお届けすると言う大いなる目的の前にそんなことは些細な話である。最終的は議会終了後ひと月での発行を目指していきたいが現状これが限界でもある。取敢えず少しでも早い発行に至った点については県警者に御礼申し上げる。
 先程も言ったが一応、我々が目指していた改革は一通り終了した。しかし間違いなくまだまだされに見易く解り易い紙面は何通りも存在する。市民の最も近くにいるべき議会がともすれば最も遠い存在であったりするのが嘆かわしいが現状の社会である。僅か16ページの取るに足らない細やかな媒体ではあるが、さりとて我々には、市民の皆様に議会を理解して頂く重要な媒体である。今後も試行錯誤を繰り返し更により良きものを模索していきたい。是非、皆様には率直なご意見をお寄せいただきたいと切望する次第である。

詳細は市議会ホームページよりご覧になられて下さい。(PDF)

忌憚ない御意見ををお寄せください!

2014年05月09日






平成26年度春日市議会報告会 開催

 以前から告知をしてあった通り、去る5月8日に平成26年度の「春日市議会報告会」が開催された。これは4年前に施行された「春日市議会基本条例」に「議会は市民への広報に努める」と言う条文に規定されている趣旨に則り開催されているものである。昨年まではホールを借りて演台からから報告を行っていたが「市民と同じ目線で」を目指し、今年度は大会議室を借りての実施である。また、どうしても数字の羅列等長くなりがちな説明であるので、今年度はスライド等視覚的な効果も考慮して説明を行なう事となった。このスライドの作成を私が一手に引き受けたわけであるが、実際、尋常で無いほどに手間もかかり、報告者の想いを吸い上げる作業の困難さに追われなにも良い事など無かった。いくら「市民の為」と言っても、これを私一人で引き受けなければならないと言う法は無い。来年度以降は絶対に受けないと宣言する。と前段の段階から私においては様々な困難と紆余曲折があって迎えた当日ではあったが、設営等も議員が自ら行い会場には予想通りに100名前後のお客様がご来場いただいた。

 各委員長の発表中も、私は常にパソコンの操作を強いられタイミングをずらさないよう緊張が続くと言う、実に割の合わない状態であった。また議会報編集特別委員会の委員長として「市議会だより」について説明をさせて頂いたが、時間も押して随分割を食ったものであった。はっきり、個人的には不満しか残らないそんな1日であった。



 確実に昨年までと違う試みを行っている訳であるので、市民の皆様からの評判は総じて昨年よりも良かったようであると言うのは印象として感じられた。だが、「報告会」と銘打って議会の在り様などを市民の皆様と話をする際に、このように直前の議会において審議された内容を只管に伝えると言う行為をして了とするのかと言う大前提については今後も議論の余地の残るところであろう。また、議員の半数以上が一言も発せず、ただの委員長報告会に終始する様を私は公平であるとは到底思えない。市民の為に、そして議会全体の為に私もいくら骨を折っても構わない。しかし、今回の状況がそうであったのか。本当の意味での報告会の在り方を真剣に模索する必要があるのではないだろうか。我々議員は常に市民の要望に全て応えられなくても敏感でなければならない。報告会において市民が最も望む形は何かは常に考えていく必要があろう。今回の私の超大作がその布石として徒労に終わったとするならそれは受け入れられる。なんとしても現状に満足せず、真摯に総括を行って次回へ、更により良い形を提供できるように私からも提言を行っていくつもりである。
 ともあれ、ご来場いただいた多くの市民の皆様始め、お忙しい中を駆けつけて下さった執行部の方々や、準備に御奔走頂いた事務局の皆様に心から御礼申し上げる。
 ありがとうございました!

2014年05月02日






閉会中審査「議会報特別委員会」
      「総務文教委員会」開催


 閉会中ではあるが、先ず4月21日に議会報編集特別委員会が開催された。下記にも示してあるが今回の一番の議題は「表紙の変更」である。26年間変更の無かった議会報の表紙を専門家の手に頼らず変更しようと言う試みは尋常で無く困難である。それでも委員其々が意見を持ち寄り何となくではあるが青写真は完成した。変わらない良さはある。しかしその事で、この数年中身を苦心して変えたにも拘らず表紙を見ただけで「面白くない」と言う烙印を押されて処分されていると言う恐れも払拭できない。何が正解と言う明確な答えがあっての行動ではないが、賛否含めて市民の皆様の反応を見極めていきたいと思っている。大いなる賭けであるので若干、今現在戦々恐々としている。出来上がりを期待して頂きたい。
 続けて、4月25日に総務文教委員会が開催された。年度初めと言う事もあり、各部署の今年の重点施策についての話があったり、また今後進んでいくであろうスポーツセンターの指定管理者導入についての話など、議論は長時間にわたった。現在、地方公共団体において指定管理者制度の導入はある意味流行でもあるし、避けては通れない制度である事に異論は一切ない。経費の削減や民間ノウハウの導入など利点があるのも明確だ。しかし、これを導入すべき制度であるのか否かの慎重な審議は絶対に必要だ。市の体育館の運営と言えばそれは即ち、市の体育行政全ての方向性を決定付けるものであると言っても決して過言ではない。であれば、経費面だけではなく、導入に際して起こり得る弊害、即ち、本来公共が担うべき仕事を民間にゆだねる際に切り捨てられるであろうものの精査も必要になってくるはずだ。どうも今回話を聞かせて頂いたが、そういった細かな議論よりも「導入ありき」で話が進んでいる感が否めなかった。数字の様に測れるものではないが、それでもデメリットを超え得るメリットの説明があった後に導入に向けた細かな制度設計に入るべきであろう。この点は今後も議論を深めて行きたい。

 また、この日は現在大規模改築が進行中の春日東中学校へ現地視察も行った。工事に際しては生徒や周辺住民の方へご迷惑はお掛けするが、是非新しい教室で気分一転頑張ってもらいたいと切に希望する。羨ましいほどに新築の校舎は綺麗だった。何かと問題は尽きないが今年度も委員会での議論は深めて行きたい。

2014年04月22日






議会報告会事前協議

 下記にも告知してあるが来月5月8日に議会報告会が開催される。今回その場で利用するスライドの作成を何故か私が請け負っている関係もあって、今月に入って報告者である各委員長との事前協議を行った。日時は4月10日11日の両日で個別の協議。合わせて14日に委員長会議。加えて17日に全員協議会と言う日程である。各委員長との協議は其々の委員長がイメージする報告会の形と、私の手元に届いている全体の大まかなイメージのすり合わせが主な作業であった。ただやはり事前の全体のコンセンサスが足りなかったのか、大きくイメージが違う方もいらっしゃったのでこの作業は非常に難航したと言って良いだろう。その中で一応の流れを作成し皆にお披露目をさせて頂き了解を経て今回の報告会で使用する事と相成った。明確に言わせて頂くが、非常に作業量としても大きなものがあったし、また委員長たちにも神経を使ったし、全体の事を思うと気が重たくなるような重作業であった。来季もう一度!と言われても絶対にお引き受けしないと言い切れるだろう。議会全体として物事を捉える場合には私がしゃしゃり出たことは決して間違っていないだろう。当市の議会全体の質を市民に知って頂くツールを作成したと思えば悪い事ではない。だが、それが何等私に跳ね返ってこない事は個人的に問題があるのかも知れない。まあ、我ながら了見が狭いと言われてしまえばそれまでではあるのだが・・・兎も角、一旦お引き受けした仕事である以上最後のプレゼンまで責任を持ってさせて頂く。しかし、今後の事は今後の事として、それこそ議会全体で考えて頂く必要はあろう。まあ、私なりに力作である事は間違いない。スライドで60枚以上の大作だ。是非万障お繰り合わせの上報告会にお越しいただいて、多くの方にご覧頂きたいと言うのがせめてもの私の願いである。
 どうかよろしくお願いいたしたい。

2014年04月07日






議会報編集特別委員会開催

 毎回の事ではあるが閉会中に議会報編集委員会が開催された。自慢ではないが今回の記事の作成に関しては、それこそ頭が痛くなるほどに悩んで見出し記事な喉を作ったつもりであったが、いざ編集会議に成ると自分なりに完璧と思っていた大見出し等が修正の余地ありと思えてくるから不思議だ。やはり人間思い込みが激しすぎると失敗をすると言う事なのであろう。ただ、時間をかけて作成した記事の構成が脆くも崩れ去っていく様を見守る光景と言うのは惨めだ。次の主だった記事については絶対他の編集委員に書いてもらおうとひそかに決意た次第である。まあ、それでも編集は滞りなく進んでいく・・・
 今回の議会報では二つの大きな試みを試そうとしている。一つは、これまで散々な市民の皆様から「遅い!」とお叱りを受け続けてきた発行の期日を15日ほど前倒しすると言うものだ。特に今回は議会の閉会が例年に比べて一週間ほど早かった為に、何が何でも早くしなければならないと言う状況に追い込まれていたこともあるが、今回を機に今後すべて前倒しで行うつもりでいる。スケジュールとしては若干厳しくなるがこれは市民の事を思えば遅きに失した感もある。なんとしても継続させてやっていきたい。

 今一つはこれまで25年以上変わってなかった表紙の変更である。本来ならばデザイナーに頼んで幾つかの案を示してもらいたいところであるがその予算は無い。知恵を寄せ合って何らかの形を模索するつもりである。期待?して頂きたい。ともあれ、今回も「産みの苦しみ」はしっかり味わっている。素晴らしいものになるように今一度頭を使うつもりでいるが、毎回、疲れる・・・

2014年03月29日






3月議会での一般質問が
春日市議会ホームページでご覧いただけます


 先の議会において行なった
「学校施設について」
についての一般質問の模様が春日市議会HPでご覧いただけます。特に校庭の夜間照明についての市の今後の方針を質問した。

 春日市議会 3月定例会 榊朋之 一般質問
http://www.kasuga-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=61

 今回の質問は、兎に角、行政に対して、私の地元でもある春日北中学校ブロックに夜間照明設備を付けて頂けるようにお考え頂けないでしょうか?という、下からのお願いの質問であったので、自慢にも何にもならないが短い!前回の質問が回答まで含めて80分にもなろうかと言う長丁場だったのに対し、今回は10分で終わっている。まあ、それでも何かと準備は大変だったのであるから不思議だ。加えて言うと、教育長はじめ市長も大変前向きなご回答を頂けたことに十分に満足をしている。次回は「食育」について質問を行うつもりでいる。テーマが広いだけにどこに焦点を当てるか随分悩んでいるがやはり大事な事なのでここらで一度行政とも意見交換をしておきたい。取敢えず、今回の質問の模様も是非ご覧頂いてご意見を頂戴したい。

2014年03月21日






3月議会一般質問

 今議会において
「学校施設について」
特に校庭の夜間照明についての市の今後の方針を質問した。

 前回の質問でちょっと執行部と激しく遣り合ったので、今回は極めておとなしめに、出来ましたらよろしくお願いしますと言う風にお願いをする形になっている。これまで一番長い時では1時間半と言う長時間の質問が定例の私ではあるが質問回答併せて10分弱と言うm次回時間で今回は済ませた。当然、言いたいことは言っている訳だからそうなる。次回はちょっと気合いを入れて大質問でも行うつもりで準備をしようと思っている。非常に短い文章である。是非、ご一読頂きたい。

平成26年3月議会「学校施設について」
          反訳原稿3月一般質問

※尚、この質問の模様は4月末ごろから春日市議会ホームページにて録画でいつでもご覧いただけます!!



2014年03月19日






平成26年春日市議会3月定例会閉会

 何故だか異常に長く感じた4月定例会が閉会した。議決結果は以下の通りである。尚中間採決された議案は除いてある。

第1号議案     人権擁護委員の候補者の推薦
第2号議案     人権擁護委員の候補者の推薦
第3号議案     春日市職員の特殊勤務手当に関する条例の改正
第4号議案     春日市職員退職手当支給条例の一部改正
第5号議案     春日市特別会計条例の一部改正
第6号議案     春日市長期継続契約に関する条例の制定
第7号議案     春日市県施行都市計画道路事業等整備基金条例の制定
 これは県主導で行われる今後の道路開発についてその後の事業を円滑に運営するために投資にも基金を設けて土地の買収等に積極的に関与する為の物であるのだが、これに対する執行部の説明が兎に角わかりにくい。実際、事業認可の下りていない道路のそれに関連する土地の購入が可能であるのかと言う法律論や、事業認可後に様々な問題が生じるのではないかと言う手続き論に至るまで様々な問題が想定されるべきである。執行部の説明をどう贔屓目に来てもそれに対する答えは何も返ってこない。これで運営上問題がないのか甚だしい疑問が残るところである。ただ、本来一つの市に一路線しか工事に着手しない県に対して強く働きかける意味での基金設置である事は想像できる。しかし本来は、こういった基金と言うのは目的が縛られ過ぎるが故に、本来は財政の硬直化を招き、厳しい財政運営下では用いるべきでない手法である。まあ、祖までしてでも県に働きかけたい気持ちもわからなくもないし、そこまで突っ込んだ交渉ではあるのであろう。建前論に終始すれば本来は判定すべき議案であるのは確かだ。だが、これを否定することによって件に当市は道路設置へ消極的取られるのも困る。間違いなく痛し痒しの状況ではある。反対意見もあったが、適正な運営を強く要望して賛成に回る事にした。若干妥協が強すぎた気もする。

第8号議案     春日市いじめ防止等対策推進条例の制定
第9号議案     春日市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に         関する条例の一部改正
第10号議案    春日市社会教育委員に関する条例の一部改正
第11号議案    春日市子ども医療費の支給に関する条例の一部改正
第12号議案    春日市廃棄物の減量及び適正処理に関する条例の一部改正
第13号議案    春日市営住宅条例の制定
第14号議案    春日市下水道事業の設置等に関する条例の一部改正
第21号議案    平成26年度春日市一般会計予算
 下記の上程のところでも書いたが、兎に角今回は大型工事の本格化に向けて市債も多く発行するし大変厳しい予算である事は間違いない。私はこの10年で市の借金を200億程度も減らしてきた市長の行政指導力を非常高く評価している。しかし、今回の借金は生まれるべくして生まれた借金だ。何も悪いものではない。市営住宅にしても体育館にしても今後40年は市の大事な財産として使い続けるものだ。である以上、この借金を闇雲に返す必要はない。40年かけて返せばいいのだ。即ち、40年先のことを心配するあまり現在しっかり使うべきお金の使い方を間違わないで頂きたい。ともすれば執行予算を大きく余らせて基金に繰り入れることが第一義的になっている風にさえ見える。使うべきは今現在の納税者に手厚い使い方をすべきであろう。この部分を十分に考えて頂きたい。賛成多数で可決された。

第22号議案    平成26年度春日市国民健康保険事業特別会計予算
第23号議案    平成26年度春日市後期高齢者医療事業特別会計予算
第24号議案    平成26年度春日市介護保険事業特別会計予算
第25号議案    平成26年度春日市下水道事業会計予算

第27号議案    市道路線の認定について
第28号議案    予算審査特別委員会の設置について
第29号議案    平成26年度春日市一般会計補正予算(第1号)
 下の記事にも書いたが、この案件は国における制度設計の遅れが今この時期になっていると言う説明であった。加えて税務上の物か福祉的観点からかを整理が出来ていないままなので運営上も非常に多くの問題を残している。況してや、この時点でのばらまきを行うくらいならなんで増税をするのだと言う問題もあろう。私にはどうも国のやりたいことが理解できない。さりとて、これを反対する理由も無い。ただ、担当の職員は非常に厳しい対応を迫られるのは間違いあるまい。明確に言う。国は妙な政治判断の帳尻合わせを地方に押し付けるな!!腹立たしさで一杯である。


 ともあれ一応無事に3月議会は閉会した。しかし返す返すも執行部のどうかすると議会を軽視しているとも思われるような、いやむしろ「議会はこんなこと気が付かないだろう」とタカを括っているかのような事に臨む姿勢の軽薄さには呆れるばかりである。当初より事の重大さを認識しているのならこんなお粗末な説明に終始する事も無かったであろうし、であればここまで問題が大きくならずに済んだと言う議案が幾つもあった。議会は質を上げる!である以上執行部もそれに応えて頂きたい。そんなことを強く感じた今議会である。
 非常に疲れた・・・
2014年03月12日






3月議会追加議案提出

 3月議会の会期末ではあるが、執行部より大至急の案件として追加議案が上程された。

第29号議案    平成26年度春日市一般会計補正予算(第1号)
 未だ平成26年度の当初予算の審査も終わってない段階で補正予算と言うのも若干銃所が違う気がしなくもないが、これも極めて緊急性が高いものであると言う案件なので仕方ない。今回の予算は、4月からの消費増税に伴い「臨時福祉給付事業」並びに「子育て支援臨時特例給付金給付事業」、加えて「商工対策振興」として商品券の発行を促すものである。これらの事業に伴って国から4億4千万の補助が出たものによる。この事業の開始を6月末とする以上やはり今議会での審議しか時間的に間に合わないと言うのが実情だ。加えて市民にも直接関係する重要な議案でもある。これについては反対の使用も無い。無いが、国は地方の状況が解っているならこんな時期に補助金の決定をすること自体が間違っている。こんなことからも国は地方をなめていると言わざるを得ないだろう。地方自治や地方分権などはるかに遠い世界の話かもしれない。

2014年03月12日






3月議会追加議案提出

 3月議会の会期末ではあるが、執行部より大至急の案件として追加議案が上程された。

第29号議案    平成26年度春日市一般会計補正予算(第1号)
 未だ平成26年度の当初予算の審査も終わってない段階で補正予算と言うのも若干銃所が違う気がしなくもないが、これも極めて緊急性が高いものであると言う案件なので仕方ない。今回の予算は、4月からの消費増税に伴い「臨時福祉給付事業」並びに「子育て支援臨時特例給付金給付事業」、加えて「商工対策振興」として商品券の発行を促すものである。これらの事業に伴って国から4億4千万の補助が出たものによる。この事業の開始を6月末とする以上やはり今議会での審議しか時間的に間に合わないと言うのが実情だ。加えて市民にも直接関係する重要な議案でもある。これについては反対の使用も無い。無いが、国は地方の状況が解っているならこんな時期に補助金の決定をすること自体が間違っている。こんなことからも国は地方をなめていると言わざるを得ないだろう。地方自治や地方分権などはるかに遠い世界の話かもしれない。

2014年03月08日




26号議案への質疑の模様

3月議会中間採決

 3月議会は例年、来年度の予算の審議がある為通常より長丁場である。その際、今年度の補正予算と言った昇給に採決を擁する案件については議会の途中で採決を取ることになっている。去る3月4日。今年度の補正予算及び早急に採決を必要とする議案の採決が行われた。特筆すべき点を明記しておく。

第15号議案    平成25年度一般会計補正予算(第7号)
 国からの13カ月予算的な考え方に基づいて、学校施設環境改善等に関する補助金が決定している。それに伴って耐震補強を含め施設改善を前倒しで行うことになっている。道路についても同様で、これまで懸案だった件に早急に対応できると言う意味においては喜ばしい話である。ただやはり、現在抱えている大型工事の影響もあり、何か新しい事業と言うよりも、どうしてもこの大型事業に予算の多くを割り当てると言った姿勢が見えるのが若干気になることろではある。確かに財政の健全化が求められる以上、大型工事の借金返済へできるだけ多くのお金を充てると言うのは間違いではない。しかし、あまりにそれを優先するあまり執行部全体として本当に行うべき事業の本質を見失わないかは気掛かりである。逆の言い方をすれば、40年かけて利用するものは40年かけて返済しても良いのだ。今でしか行い得ない、もしくは今だからこそ行うべき事業が本来優先すべきでもあろう。そのあたりのバランスはしっかりとれている市長ではあるが、執行部がそこまで理解をしているかが、最近の執行部の事業説明の迂闊さを鑑みると気になるところである。今後の推移を見守りたい。

第16号議案    平成25年度春日市国民健康保険事業特別会計補正
第17号議案    平成25年度春日市後期高齢者医療事業特別会計補正
第18号議案    平成25年度春日市介護保険事業特別会計補正予算
第19号議案    平成25年度筑紫地区障害者区分等審査会特別会計補正
第20号議案    平成25年度春日市下水道事業会計補正予算
第26号議案    工事契約の締結について
 これは、先の総務文教委員会においても記載しているが、9月議会にて契約が同意された総合スポーツセンターの基礎工事の段階で、今後工事に差し障りのある湧水が確認され、それに対処するための工事金額の変更である。この審議にあたって最も問題となったのは、議会に対して金額の変更を上程しておきながら、現在既にその工事が着手、もしくは終了してしまっていると言う行為が違法ではないかと言う事であった。専決処分でも行っていれば充分にその金額変更に伴う工事を執行できる権利も発生しようが、議決も先決もしてない状態での工事に対する法的解釈である。私自身、当初これは違法であると思っていた。しかしながら執行部からの説明により、今回は未曾有の建設業界が人手不足であると共に、工事を中断すればさらに多大な損害が発生する事や、判例的にも緊急避難として工事を勧めつつ契約変更の議決を求める事は許容の範囲であるとの見解から現状を鑑み審査を行う事に納得した。

 
(溢れ出す水の現状視察を行う私)
当然、十分な期間と費用を掛けたにも拘らず、湧水と言う工事における最重要課題を看過できなかった点や、況してやわずか5年ほど前の撤去工事において積み残しの資材がある事を見落としていたと言う事は気の緩みであると責められても仕方のない部分であるし、先の述べた現状の異常とも思われる建設業界の現状があるにしても、今後40年間市民の大切な財産として利用し続ける公共財の設計変更に対しては慎重の上にも慎重な対応が求められても良かった気がしなくもない。臨時で議会を招集してでも、更に適切な対応の選択肢がないかを模索する手段もあったはずである。ただ、緊急避難として執行部が出来うる限りの対処を、それこそ寝る間も惜しんでやったであろうことは理解できるし、専決に依らず議会の同意を求めた姿勢はむしろ歓迎すべきでもある。一連の説明や準備において重大な瑕疵や手落ちは執行部にある。しかしそれはすべて済んだ事であるのも紛れもない事実だ。仮に私が執行部にあるとしても同様の行動を取ったかもしれない。ただ、もっと議会の重要性を理解しているのであれば説明は違ったであろう。この点は猛省して頂きたい。当初は「全員否決」止む無しの状況であったが議会の冷静な判断は評価されるべきであろう。とにもかくにも、我々が追及すべきは議会の面子ではない。市民の利益だ。この点において執行部と思いが同じであればさらに議論は深められるはずである。その意味において、我々も迅速な対応と言う意味においては執行部を躊躇させたものがあるなら反省もすべきかもしれない。今後も起こり得る事例である。両者ともこれを教訓として今後も審査に臨むべきであろう。

 全ての議案について全員賛成で可決、同意された。

2014年03月02日






閉会中審議 総務文教委員会開催

 去る2月18日、閉会中審議である総務文教委員会が開催された。各所管の委員会から3月議会へ上程されている議案についての説明や報告がなされた。
 議会と言うのは実に面倒で、尚且つ必要以上に過去の慣習に縛られた機関である。次の議会へ提出されている議案については、たとえそれがいくら重要で尚且つ審議に時間を要するものであったとしてもそれについて踏み込んで話をすることは「事前審査」にあたるとして厳しく制約される。緊急を要する案件であったとしてもである。1月の委員会の報告にも新設されるスポーツセンターの工事現場において設計段階では発見できなかった多量の水が確認されている。当然工事に支障をきたす規模の物である。これに対する措置は本来であれば全ての工事を中断し原因を特定した上で対策を建てることが望ましいが、現在日本中の建設市場が尋常で無いほどの活況を呈している。猛烈な人手不足である。であるが故にこれに即した対応が迫られるのであるが、これほどこれに最終的に判断を下す議会の対応が遅くていいのかと言う問題点は存在する。当然、執行部も責められる話であるが、議会もその対応が適切であるのかは問われるものであろう。多分、議会においてこの審査は揉めることになる。しかし、その一因を作っているのも紛れも無く議会である事は自覚すべきかもしれない。3月議会を想うと、若干気の重たくなる、そんな気分である。



2014年02月26日






春日市議会だより 12月最新号発行

 またまた3カ月に一度の事ではあるが「春日市議会だより12月号」がようやく発行された。
 実は今号は、これまでの議会報と全く同じスケジュールで発行したのであるが、議会が諸事情により前倒しで開会したために定例会よりも遅れて市民のもとへ届くと言う事態を招いてしまった。今号にこそスケジュールを早めて発行すると言う長年の課題を克服すべきであったと猛烈に反省している。この反省は次号で必ず活かすと約束する。
 それはそうと、毎回頭をひねって表紙のテーマを考えているがもう完全に出尽くした感がある。今回の表紙写真も保育所に私が撮影に行って写してきたものだがこれもそうそう行事があるわけでもない。何らかの方策を考えなければ表紙からして市民の目を引くことが出来ない。中身も勿論であるが、表紙と言う私に一番欠けている芸術性の面も頭を使わなければならいと言う、正に四面楚歌の状況である。頑張っていきたい。

詳細は市議会ホームページよりご覧になられて下さい。(PDF)

忌憚ない御意見ををお寄せください!

2014年02月24日






平成25年度春日市議会議員研修会開催

 去る2月17日に議会運営委員会の主導で今年度の議員研修会が開催された。
 今年度の研修のテーマは、この度春日・大野城・大宰府・筑紫野・基山が合同プロジェクトとして取り組む「水城・喜伊城築城1350年記念事業」に基づき春日市に存在する国史跡の小水城についてその価値や存在意義などについて詳しい話を、これもわが市が誇る当市の学芸員からお伺いさせて頂いた。

 私が今更言うまでも無く1350年前と言えば当時朝鮮半島に日本府を置くほどにその勢力を伸ばしていた大和朝廷が百済国と合同で半島の支配権を握ろうと試みたが白村江で新羅・高句麗の連合軍に大敗を喫した年である。この戦いによって日本は朝鮮半島における足がかりを無くしたばかりか、次は日本に攻めてこられると言う危機感が最高潮に達した時でもある。その為、日本各地におかれていた政府の出先機関である宰府の中でも最も大きな太宰府を守るために水城が作られそれを取り巻く山城が形成されたのである。水城の最も大きなものは現在の福岡平野から太宰府に向かう最も平地の狭くなっている場所に造られたのであるがそれに繋がる要地として春日市の大土居にも立派な水城が作られている。今回は数年前に行なわれた大土居水木から新たに発掘された木簡等からまた新たに解明された歴史的な事実を詳しくご説明頂いた。いつもの事だが彼の説明はきわめて明瞭で解り易い。尊敬に値する。大変勉強になる講義であった。
 一通りの説明の後質問を受け付けてくれたので私の数年来の疑問をぶつけさせて頂いた。一つは何故、防衛の為であるなら、600年後の防塁がそうであるように博多湾の水際に造らなかったのか?と言う点。これは防衛と言う常識で考えれば絶対におかしい。今一つはなぜあの時新羅高句麗はかさにかかって日本へ攻めてこなかったのか?この10年後に壬申の乱が起きる事を思えばあの時攻められていたら歴史は大きく変わっていたであろう。この問に対する明確な答えは当然藪の中ではあるが、今更ながらこういったことを興味深く考える時間が出来たと言う意味においても充分意義のある講義であった。セッティングをして頂いた議員並びに関係者の皆様に心から感謝を申し上げると共に、ご協力を頂いた関係者の皆様に御礼申し上げる。

2014年02月19日






平成26年春日市議会3月定例会

 議案書が提出されましたので主な議題を列挙いたします。

上程された主な議題

第1号議案     人権擁護委員の候補者の推薦
第2号議案     人権擁護委員の候補者の推薦
第3号議案     春日市職員の特殊勤務手当に関する条例の改正
第4号議案     春日市職員退職手当支給条例の一部改正
第5号議案     春日市特別会計条例の一部改正
第6号議案     春日市長期継続契約に関する条例の制定
第7号議案     春日市県施行都市計画道路事業等整備基金条例の制定
第8号議案     春日市いじめ防止等対策推進条例の制定
第9号議案     春日市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に         関する条例の一部改正
第10号議案    春日市社会教育委員に関する条例の一部改正
第11号議案    春日市子ども医療費の支給に関する条例の一部改正
第12号議案    春日市廃棄物の減量及び適正処理に関する条例の一部改正
第13号議案    春日市営住宅条例の制定
第14号議案    春日市下水道事業の設置等に関する条例の一部改正
第15号議案    平成25年度春日市一般会計補正予算(第7号)
 今回の補正は歳入歳出ともに6億7千万円を増額し会計規模を306億円とするものである。歳出として大きいのは道路新設改良事業費と本格化する市営住宅の建替え事業費に充てられるものである。税収の伸びと国県からの補正による交付金も増額されているようである。13か月予算と言う考え方であろう。しっかり審議を行っていきたい。

第16号議案    平成25年度春日市国民健康保険事業特別会計補正予算
第17号議案    平成25年度春日市後期高齢者医療事業宅別会計補正予算
第18号議案    平成25年度春日市介護保険事業特別会計補正予算
第19号議案    平成25年度筑紫地区障害程度区分等審査会事業特別会計
第20号議案    平成25年度春日市下水道事業会計補正予算
第21号議案    平成26年度春日市一般会計予算
 来年度一般会計の予算規模は概ね316億円で対前年比9.2%の増加となっている。大型の事業の進展に伴い市債発行が78%増加となっている点は致し方なしの感はある。しかし、歳出を見た際に他の事業の殆どが前年比マイナスで抑え込まれた感があり細かな市民サービスとして適正な執行が出来うるのかと言う第一印象は拭えない。執行部の説明をよく聞いた上で適正であるかどうかをしっかりと判断していきたい。

第22号議案    平成26年度春日市国民健康保険事業特別会計予算
第23号議案    平成26年度春日市後期高齢者医療事業特別会計予算
第24号議案    平成26年度春日市介護保険事業特別会計予算
第25号議案    平成26年度春日市下水道事業会計予算
第26号議案    工事請負契約の締結について(総合スポーツセンター)の         議決内容の一部変更
 先に締結された(仮称)総合スポーツセンターの設計変更に伴い金額の変更が示されたものである。現場において不測の事態が発生したことについては下記の記事においても掲載してある。大型工事の場合、当然目に見えない部分をまるでCTでも掛けるかのような詳細な情報を掴むことが困難である以上、こういった設計の変更を伴う様な大きな困難に直面する事は起こり得る。当然その際には臨機応変な対応が求められるのであるが、これは余りに事が起こるのが早すぎる。即ち、これほどの大型工事であるにも拘らず準備不足の感が否めない。と言うよりも設計に係った者の迂闊さを責められても已む負えない印象が拭えない。原因とそれを看過できなかった責任の所在等を明確にした上で、今後取り得る対策としてそれがベストであるのかと言う事も含めて厳正に審査を行いたい。明確に申し述べるが私はこういった契約締結後間もない金額等の変更は本来あってはならない事であると考えているし、それを臆面もなく提案してくる執行部の姿勢には猛烈な憤りを感じずにはいられない。感情的なものも含めて徹底的に審議を行っていきたい。
 兎角盛りだくさんの議会になりそうな予感がする。市民が納得いく説明がつくまで真剣に審議を行いたい。

2014年02月11日






議会報編集特別委員会開催

 閉会中二回目となる議会報編集委員会が開催された。
 今回の主たるテーマも次号の構成や校閲である。毎回毎回同じことを言っているのだが、本当に自分たちがイメージするような議会報にならないのは地団駄を踏む思いである。私にもう少し芸術的なセンスさえあれば、は常に思うところである。限られた誌面構成の中でいかなる取捨選択を行うかと言う事は常に悩む事であるし、普段は非常に気が置けない編集委員のメンバー間でも意見の分かれるところである。であるが故に更なる高みを目指して行けるのではあろう。しかし、毎回大変気を使うのも紛れもない事実ではあるのだが・・・
 今号については一応の形を見た。満点では決してないが限られた条件の中である程度の質は担保出来たであろう。ただ、次号は予算までも含めた非常に掲載する事項の多い、ある意味で絞り出す必要こそないが逆に悩ましい議会報になる事は目に見えている。当然のように委員長として私にかかる負担も自ずと多くなるのは必至だ。実は加えて議会報告会の準備と言う作業も抱えている。まぁ、だからと言って何かをセーブできるような器用さは持ち合させていなので、全力で事に臨むしかない。市民の手に届く貴重な議会報だ。あれもしたいこれもしたいと言う気持ちは常にある。しかし、それをするにはあまりに時間が足りない。また大変残念な話だが何かをしようとすれば抵抗があるのもこの世界の常ではある。これを後一年のうちに打開できるかは、結局自分に掛かってはいるのだ・・・
 まだまだ、頭の痛い作業は続く。

2014年01月26日






総務文教委員会及び現地視察

 去る1月20日に閉会中審議である総務文教委員会が開催された。
 当初の予定通り、先に開催された成人式や高校総体についての報告が社会教育部から、また校区の問題については学校教育部から其々説明がなされた。
 成人式については「市議会関連」でも書かせて貰ったが、その全てを手放しで絶賛する立場にはない。しかし、執行部やそれに係る職員が一生懸命知恵を絞っている姿は充分に伝わるし、一応の成功を見たことは紛れもない事実である。これは評価するべきである。ただ全てが絶賛してしまうとそれからの進歩が無くなる。敢えて苦言を呈させて頂いたことをご理解いただきたい。
 学校の校区の問題に関しては非常に悩ましい問題である事は市民の声としても伝わってきている。ただ、地理的条件等で一定の制限が付くことは過去においても今後においてもある程度やむを得ない事であると言う事だけは間違いない。この点はご理解を頂くしかない。あくまでも個人的な見解であるが、そういった面を考慮すれば、むしろ当市に於いてこの問題は「経過措置」が長すぎたが故の混乱と言う要素もあったのではないだろうか。この点は深く反省すべきであろう。ともあれ、今年度よりある程度最終的な形での当市における校区は固まっていくわけである。当事者の方々には丁寧の上にも丁寧な説明を切に願うものである。 最後に総務部より諸々の説明を受けたわけだが、この中で現在建設中の(仮称)総合スポーツセンターの工事において不慮の事故が起きた旨の説明を受け、急遽現地視察を行う事となった。

 

現地において説明を受けたのは、設計等の段階では全く発見できなかった地下水が現場より多量に出ており、十分に工事に支障をきたすと言うものであった。当然ん、設計段階におけるボーリング調査等の制度にも話は及んだが、現時点においてこの原因や調査に不具合があったかについては解らないと言う事であった。当然、不測の事態にはそれなりの対応が求められるのであるが、何分当市に於いては巨大なプロジェクトである。土台の部分で問題があるようであれば、大変作業的にも、また予算としても大がかりな変更を余儀なくされる可能性もある。これについては市民に対しての説明責任もある。徹底的に原因を解明して頂いた上で最も適切な、これは当然財政的な面からもこれを模索して頂きたいと強く要望するものである。推移は徹底的に注視していきたい。

2014年01月13日





議会報編集特別委員会開催

 1月9日に今年最初となる議会報編集特別委員会が開催された。
 今回の主な議題は先に行なわれた12月議会号の原稿の推敲である。実は当市の議会だよりは、全体的な構成や議題などにかかる部分については編集委員が文章まで作成をしているのであるが、個人が行った「一般質問」に関しては、それを行った本人に原稿を書いてもらう事にしている。当然、誤字脱字や、反訳原稿と見比べた上で、議場において発言をしていない部分についての修正は掛けている。しかし文章の構成や流れと言う部分には原則として関与しない方針である。これでいいと思ってきたのであるが、若干気になる部分が発生してきている。それは各項において執筆者が違うので当然ではあるが、非常に文章としての味と言うか質が違ってきていると言う事だ。これについて修正を加えるべきか否かが非常に今回議論された。私個人の考え方としては、本来は、議会と言う公的機関が発行する報告書についてはすべて格式高くあるべきと言う気持ちはある。しかしそうなると、一般質問を行った個人の色が消失する。この折り合いをどこで付けるべきかは悩ましい部分である。委員会の結論としては、今後文章については「原稿は質問者本人の原稿によるものです」と言う但し書きをつけ、読まれる方にその文章を其々の価値観で判断して頂こうと言う事になった。議会全体としてのレベルには目を瞑ると言うこの結論が正しいのか否かは有権者の判断を仰ぐこととする。
 しかしながら、これは毎回毎回思う事であるが、何故、僅か20人の議会の報告書がこれほどまでに編集が難しいのか?については唯々頭が痛い問題である。編集の意図の周知一つとっても其々の持論がぶつかり合い徹底が図れない。委員会では只管対応に追われるのが現状だ。もし仮に、今の編集委員以外がメンバーであったら議会報の改革など一切前に進まなかったであろう。その意味では委員に感謝する事しきりである。兎も角、編集委員としても今年が集大成の年である。何よりも「市民にとって為になる議会報」を目指して進みだした以上、ある程度の完成形を目指さなければ画龍点晴を欠く。踏ん張ってしっかりとやっていきたい。

2014年01月04日





12月議会での一般質問が
春日市ホームページでご覧いただけます!!


 先の議会において行なった
「緑化行政について」
「道路行政について」
「指定管理者制度について」

の一般質問が春日市のホームページでご覧いただけます。

 
春日市議会 12月定例会 榊朋之 一般質問
http://www.kasuga-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=44

下の記事でも言ってますが、今回は「いっそのこと言ってしまえ!」と言うスタンスで質問をしていると言うよりむしろ文句を付けている感があるので、態度としては我ながら「悪いな~」と若干反省もしてます。しかし何よりも私の質問の際の後ろに見切れている同僚議員がいかに私に対して好意を持っていないか、いやむしろどれほど嫌っているのかが手に取るように解ったと言う意味において非常に大きな収穫のある録画中継だと言えるのかも知れない。今後は徹底的に対決姿勢を鮮明にさせて頂こう。因みに頁を探して頂けば私の質問の際に凄まじい表情で馬鹿にしている先輩議員の一般質問も見る事が出来る。人の質問にあれ程の表情で嫌悪感を示す方がどれほどの質問をされているのかも是非合わせて御覧頂きたい。まあ馴れ合うよりも正しい姿勢かも知れない。兎も角、折角頂いている貴重な議場での発言の機会だ。有効に使えるように今後も精進していくつもりである。「人のふり見てわがふり直せ」今一度心に叩き込んでやっていきます。


過去の議会記事へ

バナースペース

さかき朋之 後援会事務所

〒816-0872
春日市桜ケ丘6丁目55-602

TEL 092-581-1200
FAX 092-581-1202